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きむらのサッカー人生~高校生編①

地獄の1年生

ここから新潟での高校生活が始まる訳ですが、1番最初の練習は、新高一のみで行いました。新潟ジュニアユースからの昇格組と、セレクション組、またスカウト組とでは初めての練習です。簡単なパス練からポゼッションまで行いましたが、やはりみんな上手く、少し先行きが不安になりました。しかし、ここでやるしかないと必死に練習に励んでいました。
次の日からは、全体練習でした。最初のパス&4対2のポゼッションは、1年から3年までみんな混ざってやります。先輩たちは自分より明らかに技術が高く、体格でも相当差があったと思います。練習が続くにつれ、周りの上手さと自分の下手さを顕著に感じるようになってきました。
そして、しばらくしてリーグ戦が開幕します。
新潟ユースはふたつのカテゴリーのリーグ戦に参戦していました。ひとつは、高円宮杯プレミアリーグeastです。そして、私たちセカンドチームは新潟県2部リーグに参戦します。トップチームに選ばれることは出来なかったので、2部リーグでの先発出場を目指していました。1年生では、唯一本間至恩がトップチームに帯同していました。

初の試合で私はやらかしてしまいます。2部リーグ第1節 帝京長岡3rdとの試合で、センターバックで先発出場するも、後半開始早々に2枚目のイエローカードで退場してしまいます。結果0-3で負けてしまいました。この時は、もう終わったな と落胆していました。

次の練習日からは、切り替えて練習していたものの、全く思うようにプレー出来ませんでした。やはり自分の技術じゃ通用しない。ある程度身長はあるものの、線が細いため当たり前してしまう。1年生の中でもかなり劣等感を感じていました。2部リーグでも先発で出場することは少なくなり、一番下手だなと自覚するようになっていました。やっぱり、Jユースは自分には無理だ。地元の高校に行けばよかったなとも感じました。また、慣れない寮生活と初めての2部練習で、私にとって相当ハードな環境でした。練習に行き、打ちのめされてはまた練習、この繰り返しでした。何が原因で何をどう解決すれば試合に出させてもらえるのかも分からず、ただただ日々を過ごしていました。

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