きむらのサッカー人生~中学生編②

全治約1年の大怪我

中学生の私は、月曜、金曜に塾へ通い、火曜、水曜、木曜、土日とサッカーに打ち込んでました。今思えば淡々と日々を過ごしていく、特に変わったことはなく、サッカー上達のため、練習に取り組んでいました。2年生の頃には、トップチームの練習に混ざったりしながら、3年生になったら試合に出て、クラブユース選手権、高円宮杯で優勝することを目標にしていました

しかし、突然に大好きなサッカーから離れることになります。
2014年の10月31日、グランデの友達と遊ぶ約束をし、自転車で向かっていた所、車との事故を起こしました。当時の記憶は無く、気がついたら病室にいました。話によると、音楽を聴きながら自転車に乗っていたら、車が猛スピードで突っ込んできたと。私は5メートル近く飛び、近くの畑に蹲っていたそうです。怪我の具合は、不幸中の幸いといったところでしょうか。左鎖骨の複雑骨折でした。全治約1年の大怪我。死ぬ可能性すらあった中で、これだけの怪我で済んだのは良かったものの、サッカーするには約10ヶ月かかると言われ、心底落ち込んでいました。兄が中学2年の時同じく鎖骨を折っており、サッカーを辞めて勉強に専念していたので、親にはそうするように言われたこともありました。

しかし私はサッカーを続けたかったです。サッカーができなくてもグランデの練習に行き、仲間がサッカーしてる姿を羨ましく見てました。サッカーできることは当たり前じゃない。と色々なコーチに言われてきましたが、この時初めてその本質を理解できました。ほんとに悔しかったです。やっと復帰出来たのが3年の7月頃でした。全面的にサッカーに復帰した訳ですが、左側でのタックルや、左肩にボールが当たる恐怖心は完全には抜けませんでした。やっとサッカーが出来る喜びが強く、はやく試合に出たいと思っていましたが、どうしても左肩を庇ってしまい、本来のプレーはできませんでした。その時には関東2部リーグも始まっており、勿論メンバー外でした。夏のクラブユースは、メンバーにこそ入れたものの、試合には出られず。チームはFC多摩に負けて敗退してしまいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?