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こくら雅史さんの発言からモウソウする館林見晴ちゃんの魅力

さて、本日3月3日は我が永遠のヒロイン、「館林見晴」ちゃんの誕生日となります。
館林見晴ちゃんは、株式会社コナミが販売した恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」(以降、"ときメモ"と記載)の隠れキャラヒロインです。

その"ときメモ"ですが、今年30周年ということで、新規のお誕生日おめでとうイラストが投稿されていましたね。
まさか、この時代に新規イラストが見られるとは。
本当に嬉しい!!生きててよかった。

ときメモ30周年 に向けて、こくら雅史氏によって描かれた、館林見晴ちゃんHAPPY BIRTHDAYイラスト

なお、見晴ちゃんのトレードマークであるコアラヘアーは、ワイヤーなしには成立しないそうです(笑
ということは、もし見晴ちゃんに誕生日プレゼントを贈るイベントができたなら、「丈夫なワイヤー」を贈ってあげると喜ばれるかもしれませんね。


さて、上記の神イラストとともに、こくらさんがいくつかX(旧Twitter)で投稿をされているので、その内容を拾って、モウソウをしてみます。

急遽救済キャラとして登場したのが彼女


館林さんは企画の段階では存在していませんでした。
だから、いつもの極初期の絵はありません。 ゲームを作りだした頃に、誰にも告白されない状態はどうなんだろう?ということで急遽救済キャラとして登場したのが彼女です。女子初期メンの中で一番最後にキャラデザしたので、一番完成されていると思う

こくら雅史氏のXのポストより

残念!見晴ちゃんの初期絵が見たかった(笑
企画段階ではいなかったっていうのは、そんな気もしてはいました。
まぁ、大抵隠しキャラって、そういうようなものだと思うし。
でも、ここで救済キャラとして見晴ちゃんを生み出してくれてありがとうございます。
初回プレイで打ちのめされていた心を、見晴ちゃんに癒してもらえたからこそ、30年近くときメモを好きでいられているんだと思っています。

なお、見晴ちゃんが登場しなかったら、癒しキャラは伊集院のレイ様になっていたかもしれないのですかね。レイ様については、早い段階から男性にも女性にも聴こえる、つのだなるみさんを起用されていたとどこかで見た記憶があるので。実はレイ様が見晴ちゃんの姿に変装して、留守電なり、デートに乱入したりとか、、、意外といけそう(笑

あと、見晴ちゃんが完成キャラ、というのはなんとなく感じます。
ただの隠しキャラが、ここまでの人気になるとはなかなか考えづらいですしね。


ちなみに、ここで言われている初期絵とは、こくらさんがたまーに投稿されていた、これらのイラストですね。うーん、確かに本編とは印象が違う。


爆発的に上げたのが、222イベントと呼ばれている失恋イベント


館林さんは、最初は単なるおっかけキャラだったんですが、彼女の人気を爆発的に上げたのが、やっぱり222イベントと呼ばれている失恋イベントだと思ってます。
PS版からの追加イベントなんですが、チームのシナリオライターさんはそれなりに館林さんが好きだった方ですた。そののち完全ミハリスト。

こくら雅史氏のXのポストより

見晴ちゃん好きのシナリオライターさんが作られたイベントだったのですね。。。
イベントに強い愛を感じてはいましたが、なるほど納得です。
ご自身の書かれたイベントを経て、完全ミハリストになられたのですかね(笑
それはそれで、羨ましいなぁ。

222イベントが彼女の人気爆上げ、というのは、ミハリストなら誰しもが感じているところでしょうね。
爆弾地獄などで疲弊した心を癒してくれた天使である見晴ちゃんが、見晴ちゃん以外の女の子を攻略するために失恋してしまうという事実。
自分は、はじめてこのイベントを見た時、涙腺崩壊しすぎて、告白しにきてくれた女の子のことを覚えていないくらいでした。

元々、見晴ちゃん自体は好きだったのですが、このイベントのインパクトが強すぎて、見晴ちゃん愛が爆あがり。見晴ちゃんの声をもっと聴きたい→見晴ちゃんの声優である菊池志穂さんの声をもっと聴きたい、にまで発展してしまいました。



222イベントの「トン」について


「トン」っていう擬音にとてもこだわりを持っていたといっていたな~。 ただ、その方とはその後またいっしょにときめきを作ったのですが、あの「シナリオは失敗だった」って当時は言ってました。 私はあれで人気が出たからいいんじゃないかなと当時も今も思っています。 キャラに厚みがでたんだし。

こくら雅史氏のXのポストより

「トン」へのこだわり、今更ながらに文章を目にしただけで、涙腺がうるうるしてきます。
222イベントが発生するまでの出会いでは「ドン」なんです。そして、222イベントの最初に主人公と会話をする前も「ドン」。つまり、これまでの「ドン」は、出会うため/会話をするため/私を見て、のための「ドン」であったわけです。


222イベントのデート開始直前

しかし…。

最大の見せ場である「少しだけ…、このままで…」の直前は、「トン」。
この「トン」で、今までの「ドン」とは何かが違う事がプレイヤーには伝わってきました。

少しだけ…、このままで…の直前

すでに名前も知られている状態で、夢/目的でもあった、"主人公と一緒に中央公園の並木道を歩く"、という願いは、今まさに叶えられました。
しかしながら、この段階では主人公には意中の娘がおり、その相手も主人公のことを想っており、自分の入れる隙間はない、ということも、ずっと主人公を見てきた見晴ちゃんにはわかっています。
だからこそ、自分の心にケジメをつけて「3年間見てきた彼」である主人公と、何より自分の想いと"サヨナラ"するための体当たりだったのでしょう。
もちろん、「トン」は主人公への体当たりではなく、背中に抱きつくという形にはなっていますが。

222イベントの最後に、見晴ちゃんは「やさしいんだ」と言います。でも、そんなことはとうに知っているんですよね。ずっと見てきたわけですから。でも、自分は見てきただけで、体感まではしてないわけです。
それでも、この言葉が出てきたというのは、サヨナラするために抱きついた自分を、そして、主人公側視点で見ればほとんど知らない娘(自分)の抱きつきを黙って受け入れてくれたことが、"体感"できたわけで、その体感を知ったことで、"自分がずっと見続けていた主人公の優しさ"が実感できて、口から出たのでしょうかね。

…なんて、そんなモウソウをしてしまうほど、見晴ちゃんというキャラの厚みが出たイベントだったと思います。
本当に、このイベントを用意してくれてありがとう、と言いたい。


それにしても、、、「シナリオは失敗だった」ってのは興味深いですね。やり直すなら、どんなふうになるんでしょうね。ただ、現時点の222イベントはファンからの好感度が高いわけですので、どんなシナリオになっても一定数は"前の方が良かった"とは言われてしまいそうですね。
これはもう、シナリオの出来が、というよりも想い出補正というのも入ってしまう感情論とかの類なのかもしれませんが。

でも、見晴ちゃんの幸せにさえ繋がってくれる(それこそ、"教えてYOUR HEART"の展開)のであれば、自分は嬉しいのですが。



本編で失恋するのは主人公と見晴ちゃんだけ。(あと外井)

本編で失恋イベントが発生するのは主人公と館林さん(あと外井さん 笑)だけなんですよね。 ただよく考えると、複数告白条件が重なっていると女の子の誰かも失恋してるわけで、そのシーンが描かれているだけでもよかったのではないかと思ってます。

こくら雅史氏のXのポストより

失恋対象に外井さん(笑
体力上げだけでクリスマスパーティへの入場を通過し続けた場合、告白されそうになりますね(笑
それを止めるのがレイ様ではありますが、レイ様に電話し続けている場合には外井の告白をレイ様が止めた後で伝説の樹の下にレイ様が現れるという…(笑
まぁ、ときメモ1の時代では"叶わぬ想い"だったわけですが、30周年近くたった現在だとどうなるんですかね。選択肢くらいは出てきそう(笑

閑話休題

改めて、失恋イベントがあるのは、主人公と見晴ちゃん、という箇所。確かに、複数人の女の子が攻略条件を満たしている場合は、伝説の樹の下にきていない娘たちは失恋しているわけですが、そのシーンが描かれていない分、インパクトが薄いというのはあるのでしょう。

一方、主人公の場合は「女々しい野郎どもの歌」でバッドエンドを迎えますし、セガサターン版の"自分から告白"においては軽いお断りから"存在すらして欲しきないレベルの拒絶"を受けて振られる事があるわけです…。
また、我らが見晴ちゃんは、222イベントで失恋をしてしまいます。
それを我々プレイヤーは、イベントとして視覚で認識するわけです。

現実世界において"失恋する"という体験は、ほとんどの人が体験するものでしょう。だからこそ、誰かが失恋するのを見る=自分の体験を思い出してしまう=自分ごととして受け入れてしまう、という側面もあるのではないでしょうか。
だからこそ、見晴ちゃんの222イベントは、一部のプレイヤーの心をとらえて話さないのかも


余談ですが、見晴ちゃんはOVA版でも明確に失恋をしていましたね。OVA中で描画はなかったですが、222イベントがあったのでしょう。その悲しさを乗り越えて、自分と同じように今まで勇気を持てなかったもう一人の自分(
=詩織)の背中を後押ししてたりもします。



「ファンアートが多い」「館林さんの髪型ってどうなってるの?」


館林さん、ファンアートの数がすごい多いような。 「館林さんの髪型ってどうなってるの?」って未だに謎のように言われてますね。 すでに後ろ頭とかは資料集で出てますが、基本ツインテを輪っかにしたものです。 最初は輪っかだけでしたが、後ろ髪のふさふさが欲しくてこんな強引な髪型に。PCE版

こくら雅史氏のXのポストより

見晴ちゃんのファンアートは、実際多いでしょうね。
人気度で言えば、タメもしくは上回っているでいるであろう虹野さんのファンアートも多かったとは思います。
しかし、虹野さんの場合は日付限定のイベントはないので、大きく盛り上がるのが生誕祭である1月13日のみなんですよね。
一方、見晴ちゃんの場合は、2/22の222イベント3/3の生誕祭がある。しかも、この二つはいい感じの塩梅で近く、かつイラストを描くなどの期間分には間がある。
ミハリスト達が2/22イベントで盛り上がる→あ、見晴ちゃんのイベントの日じゃん。そういえば見晴ちゃんの誕生日はもうすぐだから、生誕祭はイラスト描くか、とかの流れがあるんじゃないかなー、とか勝手にモウソウしています。

なお、後ろのフサフサ、いいですよね。コレがあるとやっぱり可愛い。正直、このフワフワをずっとモフモフしていたい気持ちです。
…美樹原さんが、このモフモフの心地良さに気がついたら、ずっとモフモフし続けるんじゃないかなぁ(笑



まとめ


さて、今年もこんな形で、推しの天使…もといヒロインである館林見晴ちゃんの記事を投稿しました。イラスト描けない自分にはこんな推し活しかできないですが、これからも陰ながら応援していきたいと思っています。

こくら雅史さんおよびときメモの開発に携わったスタッフの方々、本当に館林見晴ちゃんに巡り逢わせていただいてありがとうございます。
そして館林見晴ちゃん、素敵な想い出ありがとう
これからも、主人公と結ばれることを祈っています。あなたの幸せが私の幸せです。


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