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《新世界通信》8 「おわら風の盆2022に行った」 初めに

 今年2022年9月1日~3日、3年ぶりに、富山県富山市八尾町の伝統行事のお祭り「おわら風の盆」が再開されました。その最終日9月3日、私は八尾町を訪れ、各町の踊りを自分のiphoneでライブ中継しました。そこに辿りつくまでのあれこれ、体験を、これから何回かに分けて書いていきます。

 《新世界通信》シリーズは、ポストコロナ時代のレポートです、と最初に宣言したのに、この「おわら風の盆」と関係があるのか。大アリです。

 3年ぶりの開催と書きましたが、2年間中断していたのは、まさにコロナ感染防止のため。コロナ前は、山あいの小さな狭い町に全国から25万人も集まっていたので、そりゃ感染拡大の場所を提供するようなものだ。町としても、町民にコロナが広がっても困るわけだし。
 そして、今回は、伝統の継承を目的とした「小さなおわら風の盆」と銘打って、規模が大幅に縮小され、さまざまな対策がなされている。おわら風の盆の、コロナ前とコロナ後の今年を比較しながら書いていくのも、何かの記録となり、意味がある。そう思って、淡々と書いていきます。

 ここまで「おわら風の盆」自体の説明をしませんでした。面倒なので、私がFACEBOOKで、ライブ中継の告知をしたときの文章を、以下に転記しますので、ご興味のある方は、ごらんくださいませ。
(続く)

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 【お知らせ】おわら風の盆2022を無料ライブ中継します!

 9月1日から3日、コロナ禍で中止されていた、おわら風の盆が3年ぶりに開催されます。私が現地からライブ中継するので、皆さまご覧になりませんか?

日時: 9月3日(土)18:55頃~

 ※ スマホの電池がなくなるなど配信できなくなったら終わりです。
 ※ 移動やトイレなどのため中断しながらの、断続的な配信となります。
 ※ おわら風の盆は、19時~23時の予定です。

方法: FACEBOOKライブ動画。私、エヌツーのページから。
    公開でやります。無料で誰でも視聴できます。

 おわら風の盆は、富山県富山市八尾町で300年前から伝承され、進化してきた踊り、伝統芸能、祭りです。八尾町は山里で坂の町。その街並みを舞台に、着物に菅笠の男女が3日間踊ります。女踊りの優美さ艶やかさ。男踊りのしなやかでカッコよさ。胡弓の哀調を帯びた調べ。

 風の盆は十一の町(支部)で踊られますが、各町ごとに衣装も違えば、踊る場所・会場もさまざま、踊りのスタイルや趣向も違うし、踊り自体も各町ごとの個性があります。

 そして何よりも、普段は静かな山あいの町が、3日間だけ唄と踊りしかない世界に変わる。それは魔法の国のようです。以前それを観て私は魅了されました。

 おわら風の盆には全国的にファンが多く、コロナ前は小さな町に20万人もの観光客が来ていました。これを取り上げた作品も多く、小説「風の盆恋歌」が有名ですが、ドラマや映画、漫画になったり取り上げられたり。私は、小玉ユキさんのマンガ「月影ベイべ」がお勧めです。

 日本全国さまざまな祭りがあり、私自身が参加したこともある祭りもありますが、それらに比べても、おわら風の盆は特別だと感じます。この幻想的な独特の雰囲気を、アーティストの皆さまに伝えたい。共有したい。

 という思いから、慣れないながらライブ中継、現場リポートなどやってみよう、と思いました。お時間があればライブをご覧ください。動画はアーカイブできると思います(私がやり方がよくわかっていない)

 では、皆さま、よろしくお願いします。

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