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エッセイストになるための7つの秘訣

2021年8月20日 更新
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こんにちは、エッセイストの君野ユウです。

 

 

現在、僕はnoteでエッセイ「日常の中の日常」(50記事)「日常の中の日常2」(50記事予定)を掲載しています。フォロワー数も増え、少しずつですが有料のエッセイも購読していただいています。

そこで今回エッセイを書くために気をつけていること、エッセイストになるために行なっていることを紹介したいと思います。

 

 

ライター、ブロガー、アフィリエイター、小説家やコラムニストと文章を書く職業は様々ありますがその区別はできているでしょうか?

 

 

 

・テキストを通じて自分の考えや知見を発信したいと思っている。

・商品レビューは得意じゃないけど自分の考えは持っている。

・想像するのは好きだけど小説を書くにはハードルが高いと思っている。

 

 

 

そんな人はコラムニスト、エッセイストに向いていると言っていいでしょう。

 

 

なぜなら僕がそのような人間だと言えるからです。

 

テキストを通じて自分を発信する中でエッセイが自分の肌にあっている。そう感じてエッセイを書き続けています。


もし、あなたがエッセイを書きたい!エッセイストになりたいと思ってこの記事に辿りついたならその一翼を担えればと思ってこの文章を綴っています。


目次

エッセイとは
・ライター
・ブロガー
・アフィリエイター
・小説家
・コラムニスト

エッセイストになるための7つの秘訣
1 文字数を決める
 ・ポイント
2 ルールを決める
 ・文章を書く上での最低限のルール
3 プラットフォームを決める
 ・星空文庫
 ・note
 ・信用の置けるプラットフォームを選ぶ
4 日頃から思考を掘り下げる
 ・ネタに困らないために
5 書けなくても書く
 ・とりあえず書く
6 エッセイストと名乗る
 ・自らエッセイストと名乗る
7 ルールを破る
 ・読み物として楽しんでもらうために

◆まとめ

 

 エッセイとは

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まず、エッセイとはなんぞやという話です。

コトバンクによると
「自由な形式で、通常はある1つのテーマをめぐって書かれた散文。」となっています。

自由となると却ってむずかしく考えがちです。

先ほども申し上げたようにエッセイストはライターやブロガー、小説家とは違います。いい悪いではなく職業が違うのです。以下でそれを説明していきましょう。

 

 

ライター
一番ざっくりしています。コピーライターやシナリオライター、インタビュー記事を書く人もライターですね。writer。文章を書く人なのでどれも間違いじゃなさそうです。

 

ブロガー
ブログを書く人。日記をブログに書く人や商品や作品の紹介記事を書く人知識や情報の提供をブログで行っている人。

 

アフィリエイター
商品や作品の紹介をして収益を行っている人。ブロガーと混合されるところもありますが文章を書く人というよりかはアフィリエイトをする人。

  

小説家
小説を書く人。物語を文章によって表現する人作品

 

 コラムニスト
エッセイストと一番混合されやすいですが、コラムニストとエッセイストの区別は一般的にはありません。ただ僕の中では明確に分けています。


コラム … 時事問題。批評。社会的なこと。
エッセイ… 随筆。作品。



 

 
エッセイストになるための7つの秘訣

1.文字数を決める

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まずはじめにエッセイは「読んでもらう文章」であることを意識しなければなりません。そこでエッセイを書く上で文字数は重要なポイントになってきます。読み切りのエッセイで何万字もあったら読む気がしないですよね。
 
これが本といった紙媒体であればエッセイを読む時間を確保される方はいるかもしれません。しかしwebでの掲載となると話は変わってきます。
 
電車を待っているとき、通勤通学のとき、カップ麺が茹で上がるまでの時間、トイレで用をたすとき。そういった隙間時間に読まれるケースがほとんどだと思います。読者は一部の濃いファンではない限りわざわざその人のエッセイを読む時間というのを確保してくれません。
となると2〜3分で読み切れる作品というのが重要なポイントとなってきます。
 

日本人の1分間で読める文字数というのは400〜600字とされています。そう考えると1つの作品の文字数は1200〜1800字が妥当と言えるでしょう。
それ以下の文字数となると読み応えがありませんし、逆に1800字を超えるとなると読みきれなくなる可能性があります。
1800字を超える場合は二回に分けるほうがいいでしょう。
 

これがブログやニュースとなると話は別です。
ブログやニュースは知識や情報を提供することがメインです。読者は必要な知識や情報だけをピックアップするので自分に必要ではない箇所は読み飛ばす傾向にあります。この記事もきっと一字一句読んでいる人は少ないでしょう笑
長文に付き合うほど皆さんそんなに暇じゃないです。なのでブログとなると箇条書きでポイントを押さえ「見てもらう文章」にデザインする必要があります。
 

ポイント
・隙間時間に読まれることを意識する
・エッセイは「見てもらう文章」ではなく「読んでもらう文章」
・1200〜1800字が目安
・1800字を超える文章は二回に分ける

 
 
エッセイは作品であるため、読者には全て読んでもらえる文章でなければなりません。これがブログやニュース記事と一線を画すポイントです。
 
エッセイを書く上でどのようなアプリを使っても構いませんが文字カウントがあるというのは必須条件です。
ちなみに僕が使っているアプリがこれです。
 

 特に可も無く不可も無くです。縦書きもできるので小説を書く際にも使用しています。

macのメモ帳には文字カウントがないのでこれを使用しています。windowsの場合は特に必要ないかなと思います。

 

 

2.ルールを決める

エッセイとは随筆、つまり自由な形式で書いた文章とされていますがルールを決めたほうがより作品としての文章になります。
 

文章を書く上での最低限のルール
・一人称を明確にする
・誤字脱字をなくす
・「ですます調」であれば「ですます調」で統一する

など比較的基本的なことです。作品の冒頭で「僕」と書いていて途中で「アチキ」なんて言いだしたら読み手は混乱しますよね。あえて文章途中で変えるのも面白いと思いますが。


また文章のスタイルも統一した方が世界観が出せます。作品ごとに世界観を変えて振り幅を見せるのはアリだと思いますが、読者にその意図が伝わらずに書いてしまうとお粗末な作品になってしまいます。

 

 

3.プラットフォームを決める

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エッセイを執筆する場合、よほどの著名人じゃないかぎりいきなり本にすることは難しいです。なのでwebでの執筆が基本になります。

そこで問題になるのがどこで掲載するかです。

 今まで僕が掲載したwebは以下の2点です。

 

星空文庫

こちらは小説、自由詩、エッセイなど作品としての文章を掲載することができます。作品のカテゴリーも青春や恋愛など様々に分類することができ、読み手としても自分の好みの作品に出会うことができます。

 
僕もエッセイを書き始めた頃は星空文庫を使っていましたが、途中でやめました。

その理由としてアクセス数が少ないということです。

ユーザー数がどれぐらいの規模かはわかりませんが同じ作品をnoteで20個ほど載せましたが10倍ほどの差がありました。せっかく書いた作品もアクセス数が少ないと読んでもらえる機会が減ります

星空文庫では星空文庫内でのコミュニティが形成しにくいため、ただ作品を載せるといった印象です。




note

現在、こちらのnoteというプラットフォームでエッセイを掲載しています。

noteでは文章、写真、イラスト、音楽、映像といった作品を載せることができます。運営元であるピースオブケイクはクリエイターファーストの考えを持っています。サービスの改善も度々行われクリエイターはもちろんですが読者にも優しいプラットフォームです。
noteでは作品を無料で掲載することもできますが、有料での掲載も自由にできます。

 

有料での掲載というのは、すなわち趣味からクリエイター、プロへのステージに上がれるということを意味します。

もちろん、掲載すれば売れるというわけではありません。質のいい情報や作品には人が集まりますが、そうでない場合は売れません。

またnote内でのコミュニティというのはございませんが、スキやコメント機能があるので読者はリアクションを取ることができます。

 

そしてnoteの良いところとして近頃SEOに強くなっているということです。

 

 
ブログでSEO対策をするのはなかなか時間がかかります。プラットフォーム自体がSEOに強いと外部からのアクセスが見込めるため、より多くの人に作品に触れてもらえる機会が増えます

 
自分のコンテンツを持ちエッセイを掲載しても最初はアクセスが見込めません。はじめは信用のあるプラットフォームを通じて自分の作品を知ってもらうことが大事ではないでしょうか。

 

信用の置けるプラットフォームを選ぶ
SEOに強い
・アクセス数が多い
・クリエイター、プロになる道が開かれている

 

 

 

4.日頃から思考を掘り下げる

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エッセイを書くことは決して難しいことではありません。

ただエッセイを書き続けるというのは訓練が必要です。それは書くという習慣もそうですが、ネタを生み出しつづけるということをしなければいけません。

一つのテーマに自分の経験や知識、哲学をどこまで深く掘り下げることができるかということです。そのためには訓練が必要です。

 

例えば「空」というテーマを選んだ時、ただ「青い空」と表現するだけに留まるか、「小さい頃に何百年に一度のなんとか座流星群を見るために夜更かしをした」という自身の経験を織り交ぜるか。

 このどちらの引き出しを利用するかによって作品の深さが変わってきます。当然、後者の方が作者の人間性を垣間見ることできますし、より個性的な作品に仕上がります。

 

ある事柄にも一般的な側面だけでなく、自分だからこそ語れる部分は何かといったことを意識づける訓練が必要になってきます。

 

何もないまっさらな状態でパソコンを前にし書くという態勢を迎えるのではなく、普段から準備することが大切です。

 

僕は普段の生活の中で書きたいことを思いついた時に携帯にメモをしています。このメモもどのアプリを使用しても構わないのですが、僕はアイデアノートとしてevernoteを利用しています。

evernoteはテキストだけでなく、画像や音声ファイルも載せることができます。またパソコンやモバイル端末で使えるだけでなく、複数人と共有することもできます。

エッセイを書く上でそこまでの機能はいりませんが、無料サービスの範囲内なので使って損はないでしょう。

 

ネタに困らないために
・一つの事柄にも多面的な思考をする訓練をする
・自身の経験や知識を活かすことを考える
・思いついた時はメモをとる

 

 

 

5.書けなくても書く

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とは言うものの、ネタがなくて書けなくなることもあるかと思います。

その時はとりあえず、パソコンを前にし指を動かして見ます。

うまく書けない文章でもいいので、ウォーミングアップをすることによって思考がまとまってくることはよくあります。

 

何を書こうかわからないときは「パソコンを前にして指を動かしているのだけれどなかなか適当な言葉が浮かばない」なんてそのまま枕詞にしてもいいのです。こんなことを書いて許されるのはそれはエッセイだからです。

小説でそんなことを書いてしまっては話が一向に進みません。しかしエッセイならそんなことも許されると僕は思っています笑

 

そして不思議と書いていくうちに次々と言葉が出てくることがあります。これは一つの慣れなので書いていくうちに鍛えられます。書けなくても書くという、カジュアルな心構えでいましょう。

 

とりあえず書く
・書いていくうちに文章がまとまる
・文章が思いつかないことさえもネタにする
・書くということにカジュアルな心構えでいる

 

 

 6.エッセイストと名乗る

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エッセイストになるためには「エッセイストを名乗る」

これに尽きます。なぜならエッセイストになる条件なんてないからです。国家資格でもなければ免許もありません。僕が職業プロ野球選手といえば真っ赤な嘘になりますが、エッセイストといっても嘘にはなりません。それは現にエッセイを書いているからです。エッセイを書いた時点でエッセイストなのです。

 

これは何もエッセイに限ったことではありません。手品を覚えた人が今日から手品師といえば、それはもう立派な手品師です。肩書きは周りが決めるのではなく自分で決めていいのです。そして名乗ることによって周囲はその肩書きとして接してくれます

手品師と名乗れば手品師として見てくれますし、エッセイストと名乗ればエッセイストとして扱ってくれます。

 

自らエッセイストと名乗る
・肩書きは自分で名乗る
・周囲はエッセイストとして扱ってくれる

 

 

7.ルールを破る

2.のルールを決めると一見矛盾しているかにも見えますが、時々ルールを破ることも必要です。作品である以上、エッセイはエンターテイメントです。

自分ルールを作りながらも時々そのルールを破りましょう。

 

読み物として楽しんでもらうために
・エッセイはエンターテイメントであることを理解した上でルールを破ることも必要

 

 

 

まとめ

以上が僕がエッセイストになるために、またエッセイを書く時に気をつけていることです。こだわりと自由の上に成り立つエンターテイメントの文章こそがエッセイであると思っています。

これは僕の一例で、正しいも間違いもないのですが、もしあなたがエッセイを書く上で、またエッセイストとなる上で何かの手助けになれれば幸いだと思っています。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。


エッセイストになったのにはある大きな出会いがありました。何らかのヒントになれば幸いです。


妊娠初期から初めてのパパになるまでを綴った遺書的エッセイ「そして父になる」
全20回。



こちらではエッセイの具体的な書き方を書いています。

エッセイストになるために行った具体的な方法を書いています。
できれば知られたくない内容です。

上記2つは有料マガジン「知識と理論」に掲載されています。
単体での購入は各300円ですがマガジン購入であれば500円とお得になっています。よろしければどうぞ。


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