在る
苦しいとき
楽しいとき
空を見上げればいつだって
綺麗なものがそこにある
晴れていても
雨降りでも
いつだって そこにある
落ちこんで
考えこんでいるとき
俯いて下をみれば
そこにも綺麗なものがある
草が繁り花が咲いている
虫がいて動物がいる
生きて 死んでいる
弱々しくも力強い胎動が
いつだって そこにある
無様さらして
必死に生きることの
なにが汚いというのかな
言葉の刃を人に向けずに
己に突き立て
苦しむことのなにが
草花や虫が美しいのなら
人間だって きっと 美しいのだろう
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