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本音で言い合える友達

そんなものはない。


生まれ持った性質故か、
幼少期に置かれた環境故か、

何が直接の要因かは知らないが、
他人に心を開けない重度の人嫌いに育ったのが、私という人間です。

しかし、人嫌いだからと優しくしてくれる程、この社会は甘くはありません。
ニートや引きこもり等々のように、持てる環境の全てに依存し甘え、社会から逃げる存在にもなれはしませんでした。

なればどうするか。

自分も他人も騙す仮面を身に着け、真人間の振りをして社会の中で生きる道を選ぶしかありませんでした。

それがいいか悪いかは分かりません。

少なくとも、「真っ当な社会人」という立場は守れているかと思います。
SNSで目にするニートや生活保護で悠々自適に暮らす面々に対し、
「私は真面目に働いてるぞ。私の方が立派なんだ」
という器の小さい見栄を張ることが出来ますし。

しかし、
どれだけ真人間の振りをしようと、
「他人と上手く付き合えない社会不適合者予備軍」
というレッテルは、この先ずっと剥がれないわけであります。

他人に心を開けない私は、
「社会不適合者でも友達と楽しく交流出来る人達」に嫉妬することしかできません。

誰かのSNSのリプ欄を見ながらそう思った、
実質人間失格者の戯言でございました。

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