終わりがあるから始めない
本を読み始め、冒頭で傑作とわかったから勿体無くて、続きはまた今度と本を閉じた
映画を見始め、主役に憧れこんな生き様になりたいと思ったのもつかの間、
エンディングが予想でき、途中で見るのをやめた
旅に出発する前に、帰ってからの洗濯物や日常の雑事を思い煩い、心の中で旅は色褪せて終わってしまった
付き合うか、どうするか浮ついた気持ちの中、将来や未来を考えてしまい、
甘い生活から引き戻された感じがして
虚しさが残った
終わりがあるから、始めない
終わりがあるなら、何もしない
産声を上げて、この世に生まれ、いつから死ぬことを考え始めたのだろうか
目的や目標がなければ習い事や、趣味は続かないのか
終着駅が無い電車に乗って、ゆっくり、ゆっくり、風景を眺めてみたい
終わりは自分で決めるもの、はたまた他人から言われわかるもの、終わりを告げられていないのに、終わりと思い込み、終わらせたのは誰でもなく自分だった
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