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日々のことを綴ろうと思ったときのことは覚えているのに何を残したくて日々のことを綴ろうと思ったのかの記憶は曖昧になってしまった。
忘れるのが勿体無いと記録を残そうと思ったのにだらけてなにもせずにいるうちにすっかり忘れてしまうような人間なので。

日々の小さな感動や気付きや考えを残しておきたいと思ったのはグレートトラバース3を見ているとき。
グレートトラバースは田中陽希さんというアドベンチャーレースをしている方が日本の山を一筆書きで人力踏破する番組で、1では百名山を、2では二百名山のうち1で登らなかった山を、3では三百名山を踏破。
(正確に言うと301座登っているがこれを話すと長くなる)
踏破達成後に放送されたグレートトラバース3の15分版の録画を見ながらエアロバイクを漕ぐことを私は一時期日課にしていた。
本当にシチュエーションだけはよく覚えている。

田中陽希さんは北関東か東北の山に挑んでいたときのこと(すでに曖昧)。
この番組ではツアーガイドの経験もある田中陽希さんが時折道中の木々や草花、岩、遠くに見える山に触れてくれるのだが、この時はまだ緩やかな山中をぐいぐいと歩きながら、木の幹が白いから森が明るくていいですね、と言うようなことを言っていた。
私の思い浮かべる森の木の幹は茶色くて森は少し暗い印象だったからその時の私はなんだかとても感動してこれを覚えていたいと思ったのにメモも取らずに長らく放置してしまい山の名前も陽希さんが教えてくれた木の名前もすっかり忘れてしまったのだ。
私が明るい森が素敵だと思っただけで陽希さんが本当に明るいと言ったかも確かでないしいいですねとは言っていないかもしれない。
白樺以外にも幹が白い木があるんだなと思ったことは覚えているのに木の名前は覚えていないってどういうことかと自分で思う。
エアロバイクの横の窓から明るい日の光がぼんやりと入ってきて森がより明るく見えたことも覚えているのに。

忘れてしまったことを思い出したら悔しくなったので重い腰を上げてやっと残せる場を作った。
誰かが読んでくれたら嬉しく思います。

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