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アルバイトの採用のポイント【この子のために頭を下げられるか】

接客業で正社員として働いてもうすぐ10年。

店舗での仕事なので、
アルバイトの採用活動もその店舗で行います。

入社して2年目くらいから
採用活動に関わり続けていますが、

そんな私には

「こういう基準で採用すると良い」

というポイントがあります。

それは、

「自分が、この子のために頭を下げることができるか」

ということ。


接客業なので、
お客様に頭を下げることはたくさんあります。

それが自分や会社のせいだったときはもちろん、
アルバイトの子のミスでももちろん頭を下げるわけです。

その時に、たとえその子が

「なんでこんなことしたんだよ…(この前それしちゃだめって言ったじゃん!涙)」

と思うようなことをしたとしても、

「自分の教え方が悪くてこのようなことになってしまったな」

と、心から思えるかどうか。

それを、面接の時に色々な質問や会話から想像し、
判断するようにしています。

まあ、採用活動を始めたときは
そんなこと全然考えていなくて、

「店舗に合うな」「元気だな」
「仕事テキパキしてくれそう」
「いっぱいシフト入ってくれそう」

という、ポジティブな基準で採用していました。


そうなると、どうなるか。

普段は別に良いんです。
問題は、その子が何かNGなことをした時。

…あれ、なんか注意しにくい。
ふてくされそうで叱れない。
教えてあげたい、と思えない。


愛を持って接することができないんです。


そんな子がミスをしてお客様に迷惑をかけたとき、
自分が心の底から謝れるか。…全然できません。

その子に対して(精神的な面で)責任を負えていない、
ということですね。

それでは良いチームは作ることが出来ません。

愛がないチームなんて、ダメですよ。

(根っからの体育会系)

だから私は、この基準を大切にして、
採用不採用を決めています。


人を雇うということは、
責任が伴うということ。


これから何年間かだけだとしても、
一緒にお仕事をしていく仲間になるわけです。
彼らは人生の一部をこの会社に託してくれるわけです。

そんな仲間に愛を持って育て、誉め、
時には叱ることが出来るように、
私は自分の「感覚」を大切にするようにしています。

もし、これからアルバイトの面接を始める方、
採用活動がどうも苦手な方は、
この、

頭を下げる自分

をイメージしてみてください。

いいチーム作りの第一歩を踏み出せると思いますよ。


…まあ時には、
私がめっちゃ頭下げてるのに、
本人全然反省してないって時もありますけどね。

その時は、愛のムチをするまでです(笑)




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