数年前、とある集まりのフリートークの場でのこと。
　私が「ネットで無料でできる占いがたくさんあって、つい見てしまう」というような話をしたところ、

「私、占い嫌いなんですよね」

　1人の女性に強気な口調でそう返されました。
　彼女の見解は、
「今日の運勢とかテレビ局やサイトによって全然ちがう（統一性がなくて当てにならない）」
「占いにお金をかける人が信じられない」
　といったことのようでした。

　私自身は無料で見られるものを楽しみつつ、自分でも占星術を学び続けていて、その他の占術も含めて占いは自分を知るためのツールやヒントになるものと思っています。
　ただその場では、彼女の剣幕に驚いてしまったこともあり、何も言い返すことができませんでした。

　名前も覚えていませんしたぶん再会することはない相手ですが、彼女のおかげで、占いの話をしたくなった時は念のため、

「占いの話をしても大丈夫ですか？」

　と確認するようになりました。

　最近少し忘れがちな心がけだったなとふと思い出したので、書いておきます。