dabadabada 銀杏BOYZ×大森靖子

結構前からチケットを取っていただけに、ライブに向けての気分のムラが激しく、行くのを悩んでいたときもあったけど、行ってきました。
結果、とてもよかったーー。

銀杏も大森さんも、自主的に好きになった訳ではなく、人の影響から本格的に聴き始めた人たちで、何度かライブには足を運んでいた。
銀杏は2015年のRSRと、2017年のワンマンツアー、RSR、武道館。
大森さんは、2017年のアルバムツアーと、ワンマンツアーと、2018年の弾き語りツアー。
最近になって、ほんとにめちゃくちゃライブで観ている二人っていう感じで、でもライブごとに全然印象を受ける二人でもある。きっとそれはライブのシチュエーションだったりとか、自分のメンタルの状態とか、そういうものに左右されている部分もあるだろけど、そういうのがまた面白くって、何度もライブに行きたくなるんだよなあ。

今回は、久しぶりにもみくちゃのドロドロになりたいと思ってモッシュゾーン(の端)に突っ込んでみたけど、それもまたよきでした。
YUKIのSEで登場し、一曲目は「駆け抜けて性春」。大森さんのバンドで峯田が歌っていた。そして、YUKIパートで大森さんが客席から現れて、「あ、これ、もう良いやつだ」ってなった。そして、二曲目の「非国民ヒーロー」で、脳が溶けそうになる。お気に入りプレイリストがシャッフル再生されている感覚。それも、目の前で、リアルで、ライブで。両方とも好きなアーティストの2マンって最高か~、ってなった。
そこからは峯田がはけて、大森さんだけのステージになったのだけど、大森さんは「峯田さんに引きずられて歌ってしまって、二曲目で喉が枯れた」と言っていた。圧倒的に前列が銀杏のファンが多そうな中で、大森さんは自分のメッセージや世界を言葉や音楽で伝えていた。(後で出てきた峯田にも、「大森さんは伝えたくて音楽やってる人」と言われていた。)

大森さんのセトリはこちら。

駆け抜けて性春
非国民的ヒーロー
ミッドナイト清純異性交遊
イミテーションガール
draw(A)drow
死神
マジックミラー
絶対彼女
あまい
TOKYO BLACK HOLE
音楽を捨てよ、そして音楽へ
PINK

バンドサウンドが入った「死神」がよかったので、音源化が楽しみ。


そして後半は銀杏BOYZ。一曲目は「ミッドナイト清純異性交遊」のカバー。「2008年から2017年まで遠くはないのさ」って上向きながら歌ってたんだけど、大森さんの方を見ながら歌ってたんだって。エモい。でも、後で大森さんが「実際めちゃくちゃ遠かった」ってブログに書いてたの面白かった。

銀杏のセトリはこれ。

ミッドナイト清純異性交遊
星に願いを
NO FUTURE NO CRY
恋は永遠

エンジェルベイビー
SEXTEEN
BABY BABY
もしも君が泣くならば
夢で逢えたら

SEXTEENは大森さんのリクエストなのかな。「この曲を聴いたとき、わたしの歌だと思った」と大森さんはよくインタビューで言っているけど、わたしは「エンジェルベイビー」を聴いた瞬間、これ、わたしの歌だ!と思ったんだ。ラジオをよく一人で部屋で聴いていた小中学生時代。そこからずぶずぶ音楽にはまっていった。誰にも言えない気持ちやモヤモヤ感は音楽を聴くことで消化させていた。そんなときの気持ちが、この曲を聴くといつも思い出される。ちょうどライブのときは、そんな昔のことを思い出したりしていた時期で、わりと気持ちがぐちゃぐちゃで、聴きながら思わずボロボロ泣いてしまった~。でも気づいたら峯田が目の前に来てめちゃくちゃ良い表情で歌っていて、それを見ると急に、パッとするような、救われるような、惹き付けられるような気持ちになったんだよな。不思議。この感覚は、RSRで「若者たち」でガッツポーズをする峯田を見たときにもなったな。不思議な力を持つ人だと思う。

BABY BABYは毎回ライブでは演奏される定番曲だよね。2015年のRSRではうねるような人の熱気の中でのBABY BABYで、最後の部分の合唱で峯田が「本気でやってくださいよ」と煽っていたのが印象的だった。2017年のRSRではなんだかとてもピースフルな感じに聴こえたし、武道館では去っていったメンバーや、これからに想いを馳せながら、大事に歌うBABY BABYだった。(2017年ワンマンのは覚えていない笑)

今回は、峯田が一人で歌っていいかな、とバンドメンバーの演奏を制止して、この曲を作った時の話をしてから歌ってくれた。上京して、一人で風呂場で作って、良い歌ができたと初めてメンバーに持っていく時はドキドキして…そういう最初の気持ち忘れたくない、そんなことを思い出しながら歌うから聴いてほしい、と言って、マイクスタンドの向きをメンバーの方に変えて、一人で歌い始めた。そのときのステージ上の空間は、ライブなはずなのに、なんだかスタジオを覗いているようで特別な気持ちになった。バンドメンバーもちょっと恥ずかしそうに、でも嬉しそうに聴いていて、その表情にもグッときたな。峯田とバンドメンバーの関係性が垣間見えた感じがしてよかった。そこから段々と峯田が曲の構成を説明するように、「ここでコーラスが入ります」と言ってコーラスが入っていき、「ギターも鳴ってます」と言ってはギターの音が鳴り、「サビではお客さんがきっと歌ってくれます」という言葉を合図に合唱が始まって、「バンドの音になります」といってのいつものBABY BABYになっていく流れも最高だった。個人的に、昔の大事な記憶と結びついている曲でもあるので、なんかそのときの情景とかも思い出しちゃって、すごくキラキラしたような、あたたかいような、そんな気持ちになって、うるっとしてしまった。すっごい昔の出来事なのに、一曲の、たったワンフレーズで、鮮明にそのときの気持ちや景色が蘇ってくるってすごいな。曲の力。

最後の「もしも君が泣くならば」では、ちょうどだいたい目の前くらいの位置の、触れれる距離に峯田がダイブをしてきたので思わず触れてしまったけど、触れた瞬間に「あ、この人生きてるんだな」ってなんかしみじみと思った。アンコールでの「夢で逢えたら」でも、最前列まで来ていてしまったから大森さんがとても近くて、そのときにも生きてる生身の人間感をとても感じた。生々しさ。そしたら急にぐっと近い存在に変わった気がしたんだ。
「夢で逢えたら」を歌う大森さんは、自分のステージのときとはうて変わって、ただ楽しげに歌う大森さんだった。何も気負わずに、ただ銀杏が好きな一人の女の人って感じ。最後峯田と抱き合ったのは熱烈だった。

全体的に振り返ると、今回のライブは人が超生きてる空間だった。前列で観ていたこともあるのだろうけど、お客さんもみんな、笑ったり泣いたり踊り狂ったり叫んだり、いろんな感情がうごめいている空間で、めちゃくちゃ人が生きていることを感じさせられた。自分が自分であることを、ひたすらに許される場だった。この二人だからこそ、より引き出せたものな気もする。とにかく、あの場が、感覚が、素敵だったんです。人が生きているって感じってきれいなんだな。
あとは、やっぱり、銀杏BOYZの、峯田の魅力、みたいなのを感じたなー。心がマイナスにもプラスにも解放させられる。曲ももちろん良いんだけど、それだけじゃなく峯田自身から発せされるもの。ぐっと場を作る人。上手く言葉に出来ないんだけど、、そこはやはり、すごいと思った。やられた。

エンジェルベイビーTシャツも買えたので満足です。行くことをやめないでよかった。

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akane

おんがくのこと。

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