先ず、このノートを書くきっかけになったツイート（下記添付）をご紹介します。

　これは、アルカス インターナショナル カップというユースのサッカー国際大会で、2017年1月24日に行われた柏レイソルU-17 vs レッドブル・ザルツブルクのハイライト動画ですが、ほぼ柏レイソルU-17GK千綿友選手のセーブ集となっています。
　それもそのはず、柏レイソルU-17が0-1で敗れたにもかかわらず、千綿友選手がMOMに選出されるプレーをしたからなのです。

千綿友　生年月日：2000年11月9日
　　　　身長：179cm、体重：70kg

　この千綿友選手の他にも柏レイソルU-18には、猿田遥己選手（U-17日本代表）、小久保玲央ブライアン選手（U-16日本代表）、志賀一允選手（U-14Ｊリーグ選抜、U-13日本選抜）と、年代別日本代表に選ばれているGKがいます。※2017年1月時点

　そして、彼らの先輩で柏レイソルU-18卒業生の中村航輔選手（95年生まれ）、木村真選手（97年生まれ）、滝本晴彦選手（97年生まれ）たちも年代別日本代表に選ばれたGKです。

　特に、中村航輔選手は、小学生のときからJFAエリートプログラムに召集されると、その後の各年代別代表に選ばれ続け、プロ入り後は期限付移籍で行ったアビスパ福岡で正GKとなり昇格に貢献すると、柏レイソルに復帰後21歳にして正GKとなり、U-23日本代表としてリオ五輪にも出場した柏レイソルアカデミー最高傑作のGKとの呼び声もある選手です。

　このように、年代別日本代表GKを輩出し続けている柏レイソルアカデミー（柏レイソルの育成組織でU-10～U-18世代が所属）はGK育成に秀でた育成組織と言えるのではないでしょうか。そこで、「彼らを指導した人は名コーチなのでは？」と思って、改めて彼らを指導したGKコーチを確認しました。

　彼らを指導した人物は、松本拓也氏（柏レイソルトップチームGKコーチ）と、井上敬太氏（柏レイソルアカデミーコーチ）です。※2017年1月時点

　松本拓也氏はトップチームのGKコーチになる前、2007年～2014年まで柏レイソルアカデミーのGKコーチをされていました。それ以前の2000年～2006年は川崎フロンターレユースのGKコーチでした。

　井上敬太氏は、2006年～2009年に柏レイソルアカデミーでGKコーチをされた後、大宮アルディージャユースのGKコーチを務め、2013年から再び柏レイソルアカデミーでGKコーチをされています。

　そのお二人のことを調べているときに、お二人が監修したGKテクニック指導書がWebで、しかも無料で読めることを知りました。

　それは、footies![フッティーズ！]という高校サッカー専門メディアです。このメディアで、上記のお二人はGKテクニック指導書の監修をしているだけでなく、自ら実際に指導内容に沿ったプレーをし、その写真を合わせて掲載しています。

　その第１回目は、「GK TECHNICAL 正しいポジショニングの重要性」です。そして、2017年1月現在までに18回もの指導書を掲載されています。
　これは、高校生GKはもちろん、小学生～社会人までGKをされている方、そしてGKをするお子さんをお持ちの親御さんも参考になるのではないでしょうか。何より無料で読めますから得することしかありませんよね。

以上