Jリーグの時間帯別得失点を調べて分かったこと

 Jリーグで一番点が入るのは何分頃なんだろう?―― ふと、そんな疑問が頭を過ぎったので、J1リーグ過去5年間の時間帯別得失点数を調べてみたら一番点が入る時間帯以外にも色々分かった。

一番点が入るのはラスト15分

 J1リーグ過去5年間の平均だと、76分~90分の時間帯に一番得点(裏を返せば失点)が多い。次に多く点が入っている61分~75分を加えた終盤30分間の得失点率は約4割。
 終盤になるほど点を取りに行っているのが数字に表れている。終盤30分、特にラスト15分は諦めるな!気を抜くな!トイレに行っている間に点入る!の一番試合が動く時間帯なので注意されたし。

時間帯別得失点数は毎年ほぼ同じ

 各年の時間帯別得失点数(18クラブの平均値)を見ると、ほぼ同じであると分かった。5年間の結果だが、クラブも入れ替わるなかで、例外的な年がないのは興味深い。
 おそらく、J2も同じような結果ではないだろうか。海外のリーグと違いがあるかは分からないが。(調べたいけど膨大な手間と時間が掛かる…)

年間総得失点数も毎年ほぼ同じ

 年間の総得失点数(18クラブの平均値)を見ると、過去5年では46点を境に±3点以内。
 当然、クラブごとに見たら各年でもっと差が出るだろうが、J1リーグ全体で見ると、時間帯別得失点数と同様に毎年ほとんど差がない。

アデショナルタイムのドラマ

 後半AT、この時間帯に点が入って勝ったり追い付いたら、いつも以上に盛り上がること必至!逆に失点して負けたり追い付かれた方は途方に暮れる…そんなドラマチックな時間帯。
 Jリーグを見ていると、ATのドラマをけっこう目にしているような気もするが、後半ATの得点率は約6%なので、実際に見れる確率はかなり低い。
 だが、「6%もあるのか!」と考えると、最後の最後まで期待せずにはいられないし、安心もできない。

まとめ

・一番点が入る時間帯はラスト15分。

・時間帯別得失点数は毎年ほぼ同じ。

・年間総得失点数も毎年ほぼ同じ。

・後半ATの得点率は約6%とかなり低い。

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