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僕なりに必死になって日韓問題を子供の視点で考えてみた。

砂遊びが大好きだった。

あの頃、砂場は僕の遊び場だった。

でも、ある日、風邪を引いて

外で遊ぶことを禁止された。

神童と呼ばれた子供もまれに夏風邪をひくらしい。

数日がたって元気を取り戻し、

いつもの砂場に行くと、

知らない誰かが楽しそうに遊んでいた。

「ねぇ、そこは僕の遊び場だからどいてよ」

なんて言えるわけもないので、

ブランコに揺られながらみんなが帰るのを待っていた。

大人になった今になって思い返すと

その砂場で遊んでいる子供たちも

ブランコに揺られながら僕が帰るのを

待っていたのかもしれない。

そう思うとなんだか、切なくなる。

夕焼けのオレンジが秋になるにつれ

いつの間にか濃さを増していたように

決まって、後から気づく。

僕の影が、僕の背の高さより長く伸びた頃

彼らはお母さんに連れられて帰って行く。

荒れ果てた砂場に僕は立って、

これからどうやって僕の世界をとりもどそうか

と途方に暮れていた。

さて、どーしましょうかね。

好き放題されて、このまま黙っておきますか?

だからといて、ケンカよわいしなぁ。

頼みの大っきなお兄ちゃんも

どっちの味方にもならないだろうしなぁ・・・

でも、ひとつだけハッキリしているのは、

このまま黙っていたら

この公園に僕の居場所がなくなってしまう。

「よし、闘うぞ!」

と言った瞬間、頭を叩かれた。

振り返ると腰の曲がった僕のおばぁちゃんが

怖い顔をしていた。

「いつまで遊んでんだい!ご飯だよ!」

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