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お茶で酔う。

こんにちは。きゃしーです。

ヤマシタさんのこの呼びかけに興味を惹かれて初めての中国茶会に参加してきました。

シトシトと雨の降る中、ゆったりとした雰囲気の空間にお邪魔すると素敵なプレートがお迎えしてくれました。

この日の茶譜はこちらの4選。

ウェルカム冷茶 茉莉花八韻

白茶風月 中国雲南省

鳳凰単叢蜜蘭香 樹齢95年 中国広東省

鷹嘴岩茶 中国福建省武夷山

茶菓子 黒糖羹

主催は、陶芸家であり、中国の国家資格の茶藝師でもある齋藤有希子さん。所作が美しくて見惚れてしまいます。

こちらが茉莉花八韻。
ジャスミン茶ってジャスミンの花で入れるわけではないって知ってました?
緑茶葉にジャスミンの花のお布団をかけて花の香りをお茶にうつす作業を3回以上行うことで作られるそうです。そのお布団をかける作業1回を韻といい、最高で九韻まであるとのこと。今回は八韻なのでかなり手間のかかったお茶というわけです。その豊かな香りを楽しむためにシャンパングラスでいただきました。コンビニなどで買うペットボトルのジャスミン茶とはまるで違う香。冷茶なのにこんなにも豊かな香りがするなんてただただ驚きです。

次はこちらの白茶風月。
今回、この白茶が一番好みだったかなぁ。繊細な香りとその味わい、そして時間と共に少しずつ変化していきます。

中国茶は香りだけを楽しむための器・聞香杯(もんこうはい)とお茶を飲むための器・飲杯(いんはい)があります。(知ってました?私は初めて知ったよ)香りのためだけの器だなんてとても贅沢ですねぇ。一煎目は聞香杯に注ぎ、それを飲杯に移したあとで聞香杯で香りを楽しみます。日本茶と違い何度もお茶を出して二煎・三煎と楽しめるのも中国茶の特徴で、その度に新しい顔を見せてくれます。

3つ目はこちらの単叢(たんそう)。
先ほどの茶葉とはうってかわって、THE中国茶という出で立ちの茶葉です。ライチのようなさわやかな香りと甘さがとても華やかでした。

最後に岩茶。
甘く深い香りが特徴で、時間がたっても聞香杯に香りが残っていました。
ちなみに茶菓子の黒糖羹はこの岩茶までお預けでしたので、この岩茶の甘味と合わせていただきました。あぁ、美味しい。思い出しただけでも美味しさがよみがえります。岩茶にはこちらのツボの中身も合わせました。

これ、なんだと思います?
正解は「振り出し」といって金平糖を入れる器。金平糖ですよ、あの「こんぺいとう」カラフルな砂糖菓子ね。ツボの蓋をとりふりふりすると中からころん・ころんと金平糖が出てきます。可愛すぎる。

そして、茶譜以外で一緒に参加した方が追加オーダーしたものをシェアしていただきました。こちら樹齢2000年超えの白茶。2400年?え?なに時代?すごい。(語彙力w
こちら、繊細でありながらワイルド。飲んでいるうちにふわふわとした感じになり完全にお茶で酔えます。リラックス効果と温かいお茶をたくさん飲むのも相乗しているんだとは思いますが「お茶酔い」なかなか気分がいいです。

お茶の世界は深い。茶葉だけでもいろいろとあるのに、水・温度・茶器・湿度や音楽。突き詰めていくとどんどん深みにはまる中国茶。大変興味深い体験ができました。とても素敵な時間を過ごせるのでご興味がある人は一度体験してみてはいかがでしょうか?

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