ファシリテーション講座を受けてきたよ その1
さて、ファシリテーション講座を受けてきたので、その内容をまとめたいと思います!
ちなみにこのファシリテーション講座は全4回あるので、可能な限りまとめていきたいなぁと、思っていますが、さてどうなることやら。
なぜファシリ?
ファシリテーションって言葉を初めて聞いたのは多分1年前くらい。
知ってからの勝手なイメージは、話し合いをスムーズに進めるための潤滑油みたいなもの。
最初はそんなに、ファシリテーターの方の重要度を理解していなかったのだけど、いろんな話し合いに出るようになってから、その重要性を実感するように。。。
ファシリテーターがいるといないとでは、安心感が違う!!
私も一応、学校の先生をやっているんだけど、職員同士の話し合いだけでなく、生徒との話し合いのときにも、議論がうまく進まなかったり、なんでそもそも集まっているんだっけ?というようなことに陥ることが多々あり。。。
もっと、話し合いをスムーズにしたい!多様な意見を取り入れたい!と思ったのと、
今後、私のスキルとしてファシリテーションは持っておきたいなと痛烈に感じたので今回の講座を受けることにしました。
参加した感想は?
使ってみないとわからない!!
というのが率直な感想です。まぁそうなるわな。笑
参加した講座の講師を務めていた人的解釈のファシリテーションは
参加者全員の参画を得ながら、目標達成に貢献する技術
だそうだ。
うん。なるほど。
これを聞いて
そんな技術を身につけたい!!そんな技術をそつなく使える人になりたい!
となったので、聞いたことは早速実践したいと思います。
以下は、講座のまとめです。
狭義のファシリテーション
話し合いをする前に準備しておくこと3つ。
①目的の共有
②話し合いの準備を整える(アイスブレイク)
③全体のルールを決める(グランドルール)
一番重要なのは、目的の共有なんだろうなという印象です。
話し合いをする前に、そもそもなんでこんな話し合いが必要なのかを参加者と共有していないのはクレームのもと。話し合いの最中に、話がそれるのを防ぐ、それたとしても軌道修正をかけるためにも、目的ははっきりとしておきたいものですね。
話し合い中に気をつけること3つ。
④分割する
⑤紙に書く
⑥休憩する
ここで特に重要だなと思ったのは、分割するってこと。
数十人規模で話し合いを進めるにしても、実際の対話は少人数が良い。
初めは、分割することが大切なんだなって思っていたけど、実はそうじゃないらしい。
分割する目的は、「発言のハードルを可能な限り下げる」ってこと。ここでも目的かぁぁぁぁ。
個人で発言するにはかなり勇気がいるよね?
「バカにされるかもしれない」とか
「否定されるかもしれない」とか
そんなこと考えていたら話し合いがいつの間にか終わっていたということも。
みんながみんな自分の意見を堂々と言えるわけでもなく、
でも何か意見は言いたいって人に勇気を与えるのが「分割」。
例えば、分割して、二人組で話し合うと、その話し合いの意見って自分だけの意見じゃないっていう言い訳ができるようになります。
つまり、意見の匿名性が高くなるということらしいです。
なるほどなぁ!と思いました。
さらに意見が特になくても、分割して対話することで、考えもまとまるし、新たな意見が出てくることも!分割って大切だな。
でも、分割が目的になることは注意!
そもそも意見が出やすいときには分割する必要はないかもしれないから。
話し合い後に気をつけること3つ。
⑦次にやるべきことを確認する
⑧一人ひとりから場に対するフィードバックを得る
⑨終了し、議事録を共有する
どれも大切なんだけど、いつも忘れがちなのが「次にやるべきことを確認する」こと。
話し合いで決まったんだけど、そもそも誰がするの?っていう状況になってしまうけど、それでは話し合った意味がないよね。
これって当たり前なことだけど、よくこういうことが起きているのを目にします。
トップが「これをします!」と発言しても、ただの宣言だけに止まってしまい、各部署に聞いても「誰がやるんだろうね?」という状況。
生徒と一緒に話し合いをしていても、じゃあこれ誰が責任持ってするの?というところまではなかなかいかない。
話し合いの結果に主体性を持たせるには、次やることをちゃんと個人に理解させることが重要なんだろうな。
広義のファシリテーション
こちらは、ファシリテーションの中でも特に難しいと言われているコーディネートの部分。
参加者のほとんどの人たちは、こちらのコーディネートには困っていない様子だったけど、私は現在進行形で困っています。
なぜなら、生徒と一緒にプロジェクトを進めているから。
定例会的な会議だったら、コーディネートもクソもないかもしれないけど、そもそも前例がない新規プロジェクトの話し合いのコーディネートは超重要。(だと思う。)
話し合いをコーディネートするときに気をつけることは
参加者のニーズにマッチしているかどうか
そして、そのニーズを満たすと期待できるような話し合いのタイトルをつけられているかどうか。
ここでは、自身でも以前まとめたNVCの考え方が使われていました。
NVCについてまとめた過去の投稿はこちら!
多くの人が「観察」の段階で判断してしまい、話し合いを進めてしまいます。
例えば、廃校の問題。
「廃校にあたっての地域住民の方々への説明会」
ってタイトルに誰が行きたいだろうか?本当は、廃校反対の人に説明して理解してもらいたいのに、このタイトルではその場に廃校反対の人たちは絶対来ないよね。
廃校という事実を観察しただけで話し合いを進めてしまうのはかなり危ない。
そもそも、なぜ廃校を反対する人がいるんだろう?
その人たちの求めていること(ニーズ)ってなんだろう?
反対の声をあげることによってどんなリクエストをしているんだろう?
ここまで考えて、ファシリテーターは場を設計しなければなりません。
廃校に反対する裏には、その人たちの思い出とか地域の子どもたちの学びの充実とか、いろんな思いがあるはず。
観察だけに留まるのではなく、そのニーズまでに落とし込むことが広い中でのファシリテーションになるのだそうだ。
うーん。ためになるなぁ。
NVCを知ってから、少しずつ普段からニーズを意識するようにはなれたけど、油断すると意識できていないこともあるから、再度、NVCを思い出さないとなと感じました。
次回までに実践を!
今度の講座は2週間後。
それまでにここに書いてあることを一つでも二つでも実践したいです。
頑張ろう!では。
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