美容とエシカルについて
私は美容にほとんど関心が無い。
近所のドラッグストアで一番タイパが良さそうに思えるオールインワンのスキンケア用品を買っている。そのブランドを選ぶ理由は、詰替え用を出しているから。洗顔も全身洗えると謳っている国産の固形せっけんだ。普段は日焼け止めと眉毛を描くだけで、ほぼノーメイク。最近は仕事の時はデザイナーらしい雰囲気をもうちょっと出したいなと思い立ち、ドラックストアの化粧品売場を物色してみたが、全然ダメだった。
年齢とともに増える小じわやシミよりも、毎日化粧水を塗るためだけに使い捨てるコットンや、使い終わった後にのこるプラスチックの容器のほうが気になってしまう。かっこよさそうなメイクも、落とすためにクレンジングでゴシゴシしたりすることを考えると、メイクへのモチベーションもしぼんでしまう。
パッケージに「オーガニック」と書かれていても、成分を見てみると他の化粧品と変わらない内容にオーガニックの植物エキスを少し入れているだけのものだったり、「ナチュラル」「自然派」と書かれていても同じような内容だ。特に化粧品に関しては成分表がカタカナばかりで、素人が見ても一体どんなものが使われているのかわからない。
そのうえ内容成分の環境負荷よりも、使い捨てコットンや容器が生む環境負荷が大きそうだ。
ほんとうに環境負荷が小さい化粧品を選ぶのは難しく、あれこれ悩んでいるうちに美容に対する関心が薄くなってしまった。
そんな私だけれど、イギリスに住んでいた時はそれなりの化粧品を愛用していた。イギリスではどこにでもあるようなスーパーの化粧品コーナーやドラッグストアにECOECOCERTやCOSMEBIOなどのオーガニック認証を取った化粧品などが置いてあったので、気軽に買うことができたのだ。私が住んでいたイギリスで一番の治安が悪い場所のお店でも買うことができたので、どこでも手に入るのだと思うし、サステナブルに関心の高い人がどこにでもいるということなんだろう。
私が大変お世話になったブランドに「ザボディショップ」がある。
だから先日飛び込んできた「ザボディショップ」の英国事業が破綻というニュースに衝撃を受けた。サステナブルという言葉が一般的になる前から、倫理的な企業のあり方を実践してきた。容器の回収サービスも早くから実践していて、動物実験に反対していたり、原料の生産者に対する搾取などにも対応していた。
WWDの記事によると消費者マインドの低下も原因の一つと考えられているらしく、とても残念に思う。
これからサステナブル広めるための活動やネットショップの方向性を考えるにあたり参考になりそうではあるけれど、自分の見せたいイメージにサステナブルってあまり関係がないよな〜と思い知らされたニュースだった。
まだ終わっていない「予想どおりに不合理」と「未来を切り拓くための5ステップ」…「予想どおりに不合理」は13時間49分もあるのですが、やっと11章まで聞いて残り3時間!
「未来を切り拓くための5ステップ」はやっと半分まで読めました…
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