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xDuoo XD-05 オペアンプ交換

DAC-AMP XD-05のオペアンプ交換やってしまいました(笑)
なお、交換してしまうとメーカー保証は効かなくなりますので、あくまで自己責任です😅。オペアンプ、交換用ドライバー、変換基板やソケットは大阪日本橋の共立電子産業株式会社で入手しました。

まず本体の基盤を取り出し方ですが、本体正面の4つのネジを外す必要があります。このネジは星型の特殊ネジですので、専用のドライバーが要ります。下記写真のようなドライバーを用意しました。

そして基盤をゆっくりと引き出します。後ろのPC接続用のUSB端子を押しながら引き出すと引き出しやすいです。なお、全部引き出す必要はなく、バッテリーが見えるくらいまで引き出せばOKです。交換するオペアンプは写真中央やや下寄りにあるソケットに8pinSOP→8pinDIP変換基板に乗ったOPA1612というオペアンプです。なおSOPというのはSmall Outline Packageという表面実装型のチップのことです。

今回変換使用したオペアンプは、OPA1612の上位版のOPA2211というオペアンプです。元々付いていたOPA1612もなかなか優秀なオペアンプで、ノイズが1.1nV(1kHz時)、歪率0.000015%(1kHz時)とOPA2211とスペックはほぼ変わりません。元々OPA2211が先に発売されていて、オーディオ用途の廉価版がOPA1612みたいです。なお、低ノイズのオペアンプでもノイズ4~5nV(1KHz)が多く、歪率0.000015%というオペアンプはなかなかありません。

下は交換後の写真です。写真のように基板の1番が左上になるようにソケットに刺します。向きを間違えると故障の原因になるので重要です。なお、SOPチップの変換基板への半田付けは自分でしましたが、ピンの間隔が0.65mmですので、LEDライトとルーペ付きの作業台がないと半田付けは厳しいです(笑)。コツはチップICを基板にセロハンテープでしっかり仮固定して、チップICの足と接触する基板の金属端子部分にフラックスを薄く塗ってから、半田こての先に少量半田を付けてチップの足の先端あたりに半田を載せる感じで半田付けすることです(自分の使った変換基板は半田メッキされていたものでしたが、半田メッキされていない場合は基板のICと接触する基板の銅端子部分にフラックスを薄く塗って半田メッキを予めしておく必要があります)。先に塗ったフラックスのお陰で半田がチップICの足と基板の金属部分に広がって半田付けが楽にできます。

もともと付いていたOPA1612はオペアンプを買った時に付いてきた導電スポンジに刺して大切に保管しておきます。

なお、下の写真は新日本無線(JRC)のMUSE02というオペアンプで、こちらも使えますが、視聴した感じでは、ネットでの評判とは裏腹にOPA1612/2211の方が良いように感じられました。MUSE02はノイズが4.5nV(1kHz時)、歪率0.001%(1kHz時)とスペック的には普通です。なお、チャンネルセパレーションだけは150dB(1KHz、RL2KΩ)とOPA1612/2211よりは高いです(OPA1612は130dB、OPA2211は138dB)。

OPA2211に交換してからの印象ですが、主観的には低域がはっきりして音の解像感が上がったように感じられました。少なくとも交換前よりは悪くなった印象はないです。ただ、OPA1612もかなり良かったですので、それほど大きい差ではないです。

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