見出し画像

数学を面白くするには?

自分の小学校時代

自分は小さい頃から暗算が苦手で、また、小学校低学年の頃は足し算、引き算(特に繰り上がりありの足し算とか😅)が超苦手で、アナログの時計の針が読めなくて、この子大丈夫か❓と両親はたいそう心配したそうです(笑)。ドラえもんで言えば、まさにのび太君状態です💦。ちなみに特技はどこでも枕があればすぐに寝れることです(笑)。これ、ネタじゃないですよ。実際そうなんです😁

でも、ちゃんとその後、現役で医学部に合格し、国家試験もストレートで合格して、内科専門医にもなれてますから大丈夫です😅。ちなみに病院勤務医(特に救急救命医や外科医などの超忙しい診療科)の医師にとって最も大事な能力は、いかに「何処でも寝れるか」これにつきます(マジで)。

数学が何故面白くないか

数学が何故面白くないかですが、要は数字や文字をこねくり回して何が楽しいんだ、と学生時代思ってました。要するに代数が面白くないのです。かと言って別に幾何学も面白くないし、数学は本当に苦手でした。それよりは歴史の本を読んでいる方が楽しかったです。

代数学や幾何学は数学の基本

しかし、今になって思えば、代数や幾何はもう基本中の基本で、運動選手で言えばランニングに相当する、まさに基礎体力に相当します。ここでこけると、更にはもっと前の小学校の算数が分かってないと、中学、高校の数学は絶対分かりませんので、小学校の算数、中学校の数学は面白くなくても、基本でいいのできっちりとマスターして頂く必要があります

数学を歴史から勉強してみては?

でも、面白くないんですよね😅。そこで、授業をいきなり代数から始めるんじゃなくて、古代ギリシャから逆のぼって、数学者の歴史の授業で、数の歴史やインドでのゼロの発見、黄金比や、測量から幾何学が発達したとか、教えたらちょっとは面白くならないかなぁ、とか思います。

例えば、有名な数字者、カール・フリードリヒ・ガウスは小学校である時、先生から1 から 100 までの数字すべてを足すように課題を出されました。それを彼は、1 + 100 = 101, 2 + 99 = 101, …, 50 + 51 = 101 となるので答えは 101 × 50 = 5050 だ、と即座に解答して教師を驚かせたと言います。実際、この手法は現代の中学校入試では基本中の基本で、これを知ってないと、時間内に計算が終わらないように問題を作ってあります。勿論鬼のような暗算能力で、力技で問題を解いても一向に構いません。それも一つの傑出した能力ですので。

数学は科学だけでない、ものの考え方の基本

数字は例えば理科の物理や化学を理解するための(特に物理)重要ツールで、経済学でも立派に数字は登場しますので、数字は避けては通れません。また、近年の詐欺に騙されないためや似非科学を見破る、政治家が言っている詭弁を論破するためにも数字の論理的な思考は役に立ちます。数学は論理的な思考能力を養うのに最適なのです。

数字を歴史から学習したら面白くなるのになぁ、と思うのは、自分が歴史が好きだからではないか❓と言われれば、そうかも知れません。こう言うのを科学ではバイアスがかかっていると言います😅。

何でも良いから苦手科目は自分の得意分野に引き込もう!

何でも良いんですが、苦手科目は自分の得意分野に引き込んでしまえば良いんだと思います。自分は歴史好きでしたから、数学者の歴史から勉強したら数学が面白くなったかも知れないと思いました。コンピューターも好きでして、実はコンピューターこそ数学の塊なんですよ。2進数、10進数、16進数に始まって、AND OR XORの論理演算、条件分けなんか数学の証明みたいなものですし、行列や三角関数を駆使して、画像処理ソフトを開発したりしました。画像の回転なんて、まさに行列の回転なんですよ。昔のコンピューターは三角関数なんてなかったし、遅いのでアセンブラでプログラミングしてましたから、三角関数の全ての角度(1度毎でしたね)の計算された数値のテーブルをデータ化して打ち込んだりしましたね。スプライン曲線とか数学ですよ、もう全く。

話が脱線しました...😅

理系の人こそ国語や歴史を勉強して欲しい

最後に論語からですが、前も紹介しましたが、子曰く、「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」と。要旨は知る者より好む者、好む者より楽しむものが勝っている、と言うことで、口語訳は「ものごとを知識として知っているだけの者は、これを愛好する者におよばない。さらにこれを愛好する者は、楽しんでこれと一体になっている者にはおよばない」という意味です。数学もただ面白くないと逃げるんじゃなくて、工夫して面白くするんです。そういう手助けは先生はしてくれます。実際面白いんですから❗️

昔の方は良いこと言ってますよ。もっと国語や歴史を勉強することは、特に理系ではとても大事であることも強調しておきたいと思います😉

小難しく言えば、リベラルアーツを文系理系関係なく皆に勉強頂きたいのです。

リベラルアーツとは、文系、理系の区別なく幅広い知識を得た後に、専門性を深めることで、豊富な知識に裏打ちされた創造的な発想を可能とする教育。ギリシャ・ローマ時代に理念的な源流を持ち、ヨーロッパの大学制度において中世以降、19世紀後半や20世紀まで、人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本と見なされた自由七科のこと。具体的には文法学・修辞学・論理学の3学、および算術・幾何(幾何学、図形の学問)・天文学・音楽(ここでいう音楽の教育は、現代の音楽教育とは範疇が異なる)の4科のこと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?