「かんぱーい！」

恵比寿　六本木　西麻布・・・

そんな場所で毎週末飲み会を繰り返していた一年前の自分。

その目的は”自分よりステータスの高い人と出会うため”

これに尽きただろう。

すごい人と友達になると自分もすごくなったと勘違いできる。

いつか●ジテレビの局員や●ールドマンの営業マン、●クルート社員、

税理士や弁護士、医者・・・そんな人たちと付き合えないかなあ・・・

多分そんな淡い期待も少なからずあった。

この行動の目的を”自分よりステータスの高い人と出会うため”

と置いていた私だが、じゃあ出会ってどうしたいか？

それは、”色々な世界を知りたかったから”

学歴で人を見るな！とはよく言うが、

じゃあなんで学歴で見ようとするのか？

私が人を学歴で見る（憧れる）理由は

”自分の知らないことを知っているから”　

と

”その学歴に至るまでの努力ができる人間であるから”

この二つだ。

結果、夜な夜な出かける飲み会では自分の知らないことを

たくさん教えてもらった。

テレビ番組を作るまでにどれだけ多くの会社が関わっていて、

末端の制作は三日寝ないで番組を作っていること、

●イバーエージェントで昇進している人の悩み、

毎日のように死という現実を見る医者のメンタルの強さや、

銀行マンとして世界中を飛び回って国のお金を売り買いする話、

弁護士にとって法が全ての価値基準であること、

消防士が人を助けるという以前に亡くなった人を回収する仕事であること、

警察官でも刀を振り回している人を前にしたら足が震えること、

どれも自分一人じゃ体験できない。

そして、みんな悩みを抱えているのだと知る。

それから私は必ず”なんでその仕事をしようと思ったの？”と聞く。

次に私は”将来の夢は？”という質問をする。

悩む人は少なく、みんな将来の自分の姿をしっかりと考えていた。

人の記憶に残るテレビマンになりたい。

今の会社で副社長になりたい。

自分の家族を助けられるような医者になりたい。

3000万円稼ぐ弁護士になりたい。

一人でも多くの命を救える消防士になりたい。

白バイの隊員になりたい。

みんなそこには想いがあった。

一体一年間で何十人の夢を聞いただろう。

そしてみんなを羨ましく思った。

それぞれ頑張っていてなんだか涙が出そうになった。

それはなぜか？

きっと自分も・・・と思ったからだ。

私にも夢がある。

その実現のための一歩が転職であった。

次回は私の夢に関して語ります。

出会った人達の話題もこれからちょくちょく出てくるのでみてください！