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「また」誰かが羨ましくなってしまったときにやったこと

こんにちは、お久しぶりです。今回はデザイン記事ではなく、自分の欲求について書きます。

折に触れ身近な人が羨ましくなります。SNSを見ずに過ごせればよいのですがそうもいきません。この前、普段は絶対見ないようにしている「ものすごく羨ましい人」のSNSをたまたま見てしまい、とても落ち込みました。
以前ならこんなときは家族や友人にすぐ話していましたが、今回それをせず自分で収めてみようと試みた結果、案外早く浮上できたので今回やった流れをまとめてみます。

①まずは感情を素直に受け止める

私は泣きたかったので泣きました。しばらくべそべそ泣いていると、心に浮かんだ全く違うことを考える余裕が出てきます。人が継続して集中できる時間は15分程度と言われているため、それくらい経つと何か違うことが浮かぶ瞬間があるはずです。
その隙に②を点検します

②外部要因の排除

次にやったのは以下の点検です。

呼吸が浅い→深呼吸する
部屋が暗い→電気をつける
疲れてる→寝る、横になる、目をつむる、深呼吸する
眠い→寝る、横になる、目をつむる
のどが渇いた→美味しい飲み物を飲む。できれば温かいもの
お腹すいた→食べる!
寒い→温める
など

落ち込みに薪をくべることになるので、「羨ましい」以外の落ち込みやすい要素を排除します。疲れてたり空腹だったりするとストレスを感じ、気持ちは落ち込みやすいです。
今回の場合はお腹が空いていてしかも寒かったので、まず甘い菓子パンを食べました。それでも落ち着かず涙が出てきたので、いい香りのする入力剤をたっぷり入れた温かい湯につかり、スクラブで泣きながら垢を落とし、足の指まで洗い、冬用パジャマの背中にカイロを貼りました。
このときに特に大切だなと思ったのは、しっかりと感情を吐き出しておきつつ、自分の好きなことを大量に詰め込み、自分の機嫌をとってみることだなと感じました。質より量。同居人がいる方はすぐに感情を吐き出すのは難しいかもしれませんが例えばシャワー中やドライヤー中に嗚咽をあげてみても良いかもしれません。

こんなときに、コーピングリストがあると便利だなと思いました。コーピングリストとは以下です。

ストレスがかかったときにどんな気晴らしをすれば気分がよくなるのか、あらかじめリストアップしておく。例えば「音楽を聴く」「本を読む」「買い物をする」といった簡単な内容である。

http://www.ee-life.net/hatena/coping.html

③とにかく寝る

お酒はできれば避けて、持ってる人は睡眠薬を飲んででも早めに寝ましょう。余談ですが精神科医のしごとは患者に寝てもらうこと、と聞いたことがあります。
私の場合は①と③を落ち着くまで繰り返します。泣いているとどうしても呼吸が浅くなるので、深呼吸は大事です。

④棚卸し

気持ちが落ち着いてから「自分にとって何がそこまで羨ましいのか」をじっくり考えました(これを考えられるまでに2、3日かかりました)。
羨ましいことを具体的な要素に落とすとなんと8個くらいありました。そりゃもう、ものすごくうやらましいよナ〜〜。理想の権化が服を着て歩いているようなものですね、はぁ。
どういう部分が「とってもうらやましかったのか」を、詳細な要素になるまで分解します。
更に時間が経ってそのリストの中から「自分が今からでも挑戦できそうなこと」があるとわかりました。ここまで来るとかなり回復していました。もう涙は出ません!だって「できそうなこと」があるんだもの!やったね。
具体的なアクションが決まると、あとはそれをやればいいだけなので、気持ちはかなり楽になしました。
ぼんやり羨ましい→わからないことが多い、という状況だったことが不安だったのだなとわかりました。

具体的にやったこと

たとえば「英語ができて羨ましい」の場合「英語ができる」の定義を分解しました。

英語ができるとは🤔💭?
挨拶ができる/映画を字幕無しで理解する/資格として履歴書にかける/海外の大学に入学できる/旅行で困らない/仕事で使える…など

程度は様々ですが、自分が羨ましく思う要素を分解して小さくしていきました。自分が羨んでる人はどれに当たるか思い込みでもいいので測ってみます。そうしていくと、英語ができる自体が羨ましいのではなく他のことが羨ましいと思っていることに気付いたりしました。例えば英語が高い→なんとなくお給料が高そうなことが羨ましい、など。その場合も「なんとなく高そうなお給料」の何が羨ましいのか丁寧に分解しました。丁寧な給料とは具体的にいくらで、私は何に使いたいのか。広い家にすみたいのか、服を無限に買いたいのか?など、どんどん具体的にしました。
分解して考えていくうちにどんどん自分がやりたいことがリストアップされる感覚になりました。「私がやりたかったこと」を正確に知ることで漠然とした羨ましさは薄れ気持ちがだいぶ落ち着きました。自分の欲求に真正面から向き合うことができました。

⑤いつかまたくる。

④めでたしで終わりたかったんですが、今週のオーバー・ザ・サン(※Ep.109)を聞いていたらちょうど同じような(?)話をされていて、参考になったので取り入れました。お話の概要としては「生きてれば何度も同じ辛さに出会うから受け入れよう」です。
今回の「ものすごく羨ましい人のSNSをたまたま見てしまい羨ましくて大暴れ」は、悲しいことに初めてではありません。何年も前から(その人に出会ってから今日まで)幾度も体験しています。
こんな偉そうにまとめていても、絶対また体験すると思います。ときがくるとわかっているので受け入れるしかないなと思いました。


終わりに

今回久々に文章を書きました。リハビリのようなアウトプットにお付き合いありがとうございました。

最近「他人を感情のゴミ箱にするな」「自分の機嫌は自分でとる」との言葉がようやく頭に入ってくるようになりました。以前から耳に入ってはいましたが、実はどうも理解できていませんでした。
ところが30歳になり、思うところが多々あり最近自分の棚卸しを始めています。過去の自分が最悪すぎて手におえませんが昨日よりマシな大人になるために自分の面倒を見ています。今回私にとって自信になったのは自分一人で気分を変えられたことでした。これは私が直したかった癖の一つです。
日々精進するのでどうか引き続きよろしくお願いいたします。

サポートしてくれたら嬉しいです。書いてる間のコーヒー代にしたいです。