CL東京でジャッジをしてきた話

お久しぶりです、あやなみです。皆さま元気にお過ごしでしょうか?私は9月に入ってから仕事が嫌で泣いている毎日です()

そんな私が9月を頑張れた理由、それはCL東京のジャッジ稼働が出来るから!!遂に私の夢であったジャッジ稼働を行うことが出来ました!今回は、今年ジャッジ試験を受かったばかりの私が経験したジャッジの業務についてと、ジャッジ稼働して感じたことを残したいなと思います。

1.CL前日ミーティング

ジャッジはCL当日だけ稼働するわけではありません。きちんと前日にミーティングを行います。どんなことを打ち合わせるかというと、

1.今回の大会について

2.ジャッジの業務について

3.イベントスタッフとしての心構え

4.チーム毎の打ち合わせ(自己紹介など)

の大まかに分けて4つです。ジャッジってそもそも何するの?ってところから主に初稼働の人向けに話していきます。

私が考えさせられたのは、「イベントスタッフとして、全員を満足させるためにどう振る舞うのか」ということです。CLは勝つことを目的に来た人、サイドイベントで楽しむことを目的に来た人、人との交流を目的に来た人などさまざまな人がいます。その誰もが満足して帰ってもらうために、ジャッジは何ができるだろうか…?常に考えなければいけないことだなと思いました。

ミーティングのメインは、自分が所属するチームを知り、当日の流れを掴むことです。ジャッジは基本的に個人では行動しません。チームのリーダー、サブがいてその人のもとで与えられた役目を果たします。初めましての方も沢山いますが、皆さんをこの数時間できちんと覚えて帰るのが大事になってきます。顔をひたすら見て名前をブツブツ…、何とか覚えられたかな…??(笑)

2.CL当日の役割

CL当日。ジャッジは朝7時に集合完了です!早い…。当日は担当するエリアの最終確認や、当日の細かい動き方、注意事項の確認を最初に打ち合せます。終わったら選手やサイドイベント等に来られた方をお出迎えする準備。この時が緊張のピークでした。

ジャッジの当日の仕事は

1.挨拶及び選手へのアナウンス

2.不戦勝対応

3.落し物対応

4.プレイエラーが起こらないように予防する

5.プレイエラーが起こった際の対応

6.サイドイベントの進行手伝い及び裁定

に分かれます。私は5は特にやりませんでした。皆さんがプレイエラーなくプレイして下さったのか、エラーに気づかなかったのか…。

1は進行をスムーズにしていくためにとても大事です。次のマッチングが発表された、サイド6枚を置くところまで対戦準備を進めて、机上にはプレイに必要な物しか置かない、荷物の管理をしっかり。慣れている人には当たり前の事かもしれませんが、1000人以上が参加する大会だとこれらをしっかり周知してもらえるように声を張り続けることって重要なんです…。

3も、意外とジャッジとして大切な側面をもっています。ただカードを拾って渡すのではなく、双方にどこから落ちたのか確認して本来あるべき姿に戻るようにする。慣れてないとこのコミュニケーションもわたわたしちゃいます。新人戦でジャッジをやらせてもらえてよかった…!!

私は今回、6を業務で行うことがメインだったように感じます。予選3回戦が終了してすぐに配属されたのがシールド戦で、ジャッジが6人だけ。店舗で行われたシールド戦よりもカジュアルに、だけど不正が行われないようにどう進行するかをヘッドと一緒に考えながら進行を進めました。開封して枚数を確認するところからバタバタ…。1パックが無い、リストがきちんと76枚にならないと焦る子どもたちの対応をしながら「あぁ、子どもと関わる仕事をしていて良かった」とこの時ばかりは思いました(笑)

マッチングになってからは、参加人数が少ないこともありあまりもたつく事はなく進行できました。時間的制約も大きく、色々堅苦しい環境にならざるを得ない状況で最後まで参加して下さったプレイヤーさんに感謝です。

シールド戦を最後までやり遂げて私のジャッジ稼働は終わりました。めちゃくちゃ達成感が大きかったとともに、協力することの楽しさを感じることができました。

3.CLが終わって感じたこと

私がジャッジ稼働をして感じたことは2つです。1つは「ジャッジは超楽しい」ということです。1つのイベントを成功に導くために、ジャッジという立場で声をかけたり、進行をお手伝いしたりすることでみんなが楽しくポケカをしている様子を見ることができる充足感、チームで協力してやり遂げることの達成感は他の何にも変えられないと思いました。

もう1つは、「不戦勝、時間切れ両負けを見るのが辛い」ということです。

初戦の対戦開始時に不戦勝対応をジャッジ総出で行います。ずっとドキドキして待っているのに拍子抜けしている参加者もいれば、対戦卓のどちらにもプレイヤーがいないところもある。2回戦になると2列くらいが既に空席なんて状況に胸がいたたまれなくなりました。

また、時間切れ両負けの場にジャッジは居合わせなくてはなりません。対戦終了間際に「無事に勝敗がついてくれ…!!」と願いながら対戦卓につきます。終了のブザーが鳴るとともにプレイヤーに説明をしてプレイを続けてもらいますが、私がついたところは3戦とも両者負けに私がサインをすることになりました。自分の長考によって時間切れになって謝る方もいれば、ルールを理解していなくて時間切れになった後の勝敗について質問をする方もいました。その様子を見て、すごく辛かったのを今でも覚えています。

CLに参加されるプレイヤーさん皆に言いたいと思ったこと。それは、

出場権を得たからにはちゃんと臨んで欲しいということです。

あなた達が勝ち取った権利の下に、何千人もの出場することすら叶わなかったプレイヤーがいます。その人達の事を考えたら権利を得ておきながら出場しないという選択をしてはいけないと思います。今回の形式だと、二次募集も行われなかったためきちんとキャンセルをしたとしてもその枠が分配されることもありませんでした。自分のエントリーによって色んな人に影響を及ぼすことを自覚して、本当にその日に大会に出ることができるのか、自分にその覚悟があるのかを考えてエントリーして欲しいです。

また、出場するからには大会ルールをしっかり理解して臨んで欲しいです。時間切れになるとどうなるのか、時間切れ両負けがどれだけ悪いことなのかを理解してください。自分にも、相手にも良いことは1つもありません。お互いのために、制限時間間際に勝ち目を見いだせなかったら勝ちを譲る勇気をもってください。

ただ、誤解しないで欲しいのは、やるなら世界目指す気でエントリーしろって意味ではありません。エンジョイでも良いので出場権を取ったならちゃんと行こうねという話です。決勝Tや予選完走を目指すなら環境読みが必要ですが、自分が信じたポケモンで是非戦ってください。

滅茶苦茶だらだらと書いてしまいましたが、要点としてジャッジがとても楽しかったということ、ジャッジを経験してみてプレイヤーさんにしっかり考えて臨んで欲しいということについて書かせていただきました。次の愛知は仕事の都合で稼働できるか分かりませんが、京都での稼働を目指して自分のスキルアップをしていきたいと思います。

最後までご覧いただいた方、本当にありがとうございました。

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