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"いる理由"を自分でつくる

ゼミに入って約1年半が過ぎたが、3年生として過ごした昨年と4年生となった今年ではゼミでの自分の行動が少し変わったように思える。それは、単に4年生になったから?カフェゼミの運営で忙しくなったから?初めて副ゼミ長になったから…?何だかそれだけじゃない気がしていた。

自分でも「なんか積極的に動くようになったな」と思っていた頃、6月29日に渋谷ヒカリエで530week代表の中村元気さんをゲストに迎えたカフェゼミが開催された。中村さんがゴミ拾いの活動を始めたのは、「この街が好きで、ここに"いる理由”をつくりたかった」からだと話していた。それを聞いて、社会に貢献しつつも、自分のやりたいことをやる、「共(コモン)」の価値観だなと感じた。自分もあと半年で社会に出るので、どうやったら社会に貢献できるんだろうかと考えることが増えた。ただ、「社会」という対象はとても大きく、正直なところまだわからない。しかし、これは「ゼミ」にも置き換えることができるのではないかと思った。

そして、ふと「自分はここ(ゼミ)にいたくて、いるからにはゼミや誰かの役に立ちたい」と思っていることに気づいた。カフェゼミの準備のときは、やたらと研究室にこもったり、他のゼミ生の様子も気になったり…。そのときは、自分がただ好きでやっていただけだったが、中村さんの話を聞いて、「私は今、"いる理由"をつくりたいと思っているんだな」と気づいた。

ゼミは、いても、いなくても良い場所。ただ、私はいたい。だから、ゼミに貢献できるようなことをしたいし、何ならこのチームに必要だと思ってもらえるようになりたい。それが、"いる理由"になると思った。そうやって、「自分のやりたいこと」と「誰かの役に立つこと」の間にある「共(コモン)」の価値観をまずはゼミで実現していきたい。


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