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アラフォーのスタートアップ挑戦記録(入社から10か月を振り返る)


はじめに


モノグサ株式会社でGrowth領域(学校・塾領域のSales,CS,Marketing部門)を管掌しております村田紀幸と申します。

社内でなにやら楽しそうな企画の機運を感じ、古来よりお祭り好きの私は「乗るしかないこのビッグウェーブに」と息巻いて参戦しました。

その一方でここまで公開された20日分の記事がやはり面白く、さすがはモノグサ。クオリティが普通に高いと思わされた訳です。

師走の忙しさにちょっと感けて後半のスロットをものすごい速度で選んだ事については「やってんな。これやったな。」という慙愧の念に堪えない思いでございます。

せっかくの機会を頂けましたので会社の魅力を盛り込みつつ、自身の挑戦についてこの10か月の振り返りをしてみようと思います。

転職のきっかけ


キャリアの初動から自営を選択したがゆえに、サラリーマンになること自体が普通に比べて少し遅かった私は結婚をきっかけに「もうちょい普通に生きておくか」と思うようになり、大企業を経験しておこうという発想に至りました。少数名でやることはもう経験したし、「組織で働くとはなんぞや」という大きなテーマを学ぶこととしました。

サラリーマンとして組織コンサル(研修講師)、国内メガベンチャー(Marketing)、外資巨大企業での経験(Marketing、PMM)をやらせていただき、組織に存在していた天才、秀才、武将といったあらゆるビジネスモンスターに「ちゃんとボコボコ」にされ、「世間のお作法」を学ばせていただきました。

「寿司屋の修行」とほとんど同義の教え方をする空手業界に染まっていたこともあり、ボコボコなわけですが、私の主観では「こんなに丁寧に教えてもらえるなら…」という感覚で体当たりをし続けました。

「お金をもらっているのにこんなに教えてもらえる環境・・・なにこれ・・・いいの?」とよく上司に相談した記憶があります。私の永久機関のごとき質問の嵐に耐えきった上司の皆様、その節は大変お世話になりました。

そんなこんなありまして「組織で働くとはなんぞや」という初期テーマについては「誰かが作った仕組の中で改善をすること」については一定水準自信も持てる状態となり、こなれて出来ちゃう事しかしていない感覚を持つようになりました。PMM的な動きを求められるチームの組成を経験したことも相俟って「自分が仕組(機能)を作っていく事でビジネスインパクトを生む、それが出来る組織を自分は作る事が可能であるか」というテーマがよいであろうと勝手な自己確信を持ち、その環境はスタートアップにはたくさんあるだろう!というさらに勝手な思い込みを持ち、「30代のうちにもう一度荒波に揉まれて成長したろう」と勢いよく転職活動を始める事となりました。

いきなりつまずく

転職活動自体は2か月も掛からずに終わり、根っからのソルジャー気質の私は退職日まできっちり働き倒し、1日も明けずに翌日からスタートアップにいくという世間から見ると完全におかしい転職を果たしました。退職後にも返却前のPCにSlack通知が飛んだ記憶がありますが、それはきっと気のせいです。

自分の働く組織の面々とも事前に顔合わせもでき、そこそこにグローバル展開をしているというところもなかなかナイスという判断で、自分よりも優秀な面々に囲まれ成長できそう!などと意気揚々と転職します。もう気分は「いくぞIPO!」みたいな感じです。

私に任された組織は新規立ち上げだったので、大変意気揚々と「ビジネスインパクトを生む組織を1から立ち上げる」ことができる環境にホクホクしておりました。それも初動2か月で儚く散る事となり、私は変化の速いスタートアップの荒波に揉みに揉まれます。

詳細な言及については避けますが、入社3月くらいで4名の組織から50名くらいの組織を管掌する事となり、「パニックパニックパニックみんなが慌ててる(クレヨンしんちゃん)」どころではない状況に陥り、大体の予定が組織をどうにかするための1on1で埋め尽くされ「あれこれ何しに来たのかよくわからないぞ」とレジリエンスの塊を自称するさすがの私も次の機会を求める事を早期に決断しました。
※そこで出会った若者たちを前向きにすることは今でも責任を持って頑張りたいライフワークの一つです。

この経験から私は猛省しました。「誰と働くか」にはめちゃめちゃこだわっていたつもりではあったがまだぬるく、「誰が経営しているか」というレベルでこだわらねばならなかったのであると。

運命の出会いを果たす

上記の猛省を通じて短期でさらなる転職活動に身を投じる事となった私は運命の出会いを果たします。そうモノグサです。

「記憶」

「記憶の会社」

何それ面白そう。何がどうなるのかさっぱりわからなさそう。何にでもなれそうというファーストインプレッションでした。あちこちで面接をしていた物見遊山ムーブで探索活動をしている状態でも、異彩を放つコンセプトだなと思いました。

加えてモノグサを知って以降、既に受けているところは「だいだい着地点は想像できちゃうんだよな」と思うようになってしまい、「プロダクトの拡張性」というものが自分の判断軸にあるんだなと逆に気付かされました。

二次選考の課題に取り組んでいる際につかめたのですが、Marketing観点でもこれは非常に面白いシチュエーションであるという事が自身の興味を強烈に引き付けたように思います。
※「記憶」というコンセプトを現在の競争市場に合わせて小さくまとめさせないという維持活動と、1段階レイヤーが下の各市場でのプレゼンスを向上させるというプロモーション活動を同時に行う面白さがあります。

細川さん(CFO)に始まり、竹内さん(CEO)、畔柳さん(CTO)の皆々様と面接で楽しくお話しさせていただき、「誰と働くか」「誰が経営しているか」という観点でも十分に満たされ、「この人(CxOの皆様)たちの夢が叶わなかったら、自分も嫌だな。」と率直に思いました。本当に受かってよかった。

今でも忘れられない出来事として2次面接前の課題に取り組む時間を1週間頂き、短期間でしたのでFB上で課題の質問をやり取りする流れで細川さんとFBの友達になりました。

その週末に娘の七五三で成田山で取った娘の写真をアップしたところ、まだ候補者の私に最速で「いいね」を押してくれた細川さんのあの「いいね」は「めっちゃいい人」ブーストが相当かかりました。(実際にとてもいい人)そして課題をやるという現実に戻るブーストも相当かかりました。(半分はできてました)

ここがいいよね、モノグサ

10か月、あっという間に経ってしまいました。昨日入社したくらいの感覚です。10か月の感想を一言でいうなれば「楽しい」、「面白い」に集約されるわけですが、それを有り余って「成長」できたなと思う10か月間でした。「ここがいいよね、モノグサ」というお題で、この10か月で私が感じた会社の魅力をまとめてみました。

  • 人がいい(いい人しかいない)

    • 根底にあるものが似通っていて、すんごい居やすい。オフィスは本当に楽しい。望月さんと私はいつもうるさくてすみません。

  • アイデアをプロジェクト化する仕組みがある。(CEOが判断してくれる)

    • 普通の会社にはこのような仕組みはないです。あったとしても関われる人は限定的です。手上げ式でそこにチャンスがあるのはとても素晴らしい。私も積極的に使っていきたい。若者はもっと荒ぶりながら起案してもいいと思ったりもしています。

  • 信任してくれる

    • 私はMarketing職で入社しておりますが、今ではSales、CSの皆様とも働く機会を頂けています。これができる思い切りのある経営陣はシンプルにすごいと思います。そして私もそうでありたいと思わされています。

  • テキスト文化

    • 何かをする際にドキュメントに起こす事。言語化できるってとても大事。みんなNotionが達人級。

  • 議論大好き文化

    • 事業コンセプトの話が日常的に出る事はとても良い。MVVについても日常に沁み出て会話されている。

  • 圧倒的当事者意識

    • 他責にしない文化、あると思います。

  • ちゃんとものぐさでいっている

    • 仕事終わりに会社のメンバーとボドゲ(カードゲーム)をしている姿をみると、仲いいよなぁと思います。

  • Salesforce活用すごい

    • いつか事例になるくらいに使い込んでいると思います。Opsのみんなすごい。本当にすごい。


当然まだまだ発展途上な部分も存在するわけですが、年始にかけて課題について向き合い、ドンドン改善を回していければと思っている所存です。

結びに

長文かつ駄文をしたためましたが、私のシンプルな感想は「10か月は相当楽しかった」、「でもまだまだやれることある」という2つかなと思っております。

また「スタートアップだからこそ、よりはモノグサだからこそ」の貴重な機会は多いと感じましたし、その状態を一層よりよくしていきたいと思っております。

12月、ラストスパートでいい年末を迎えられるよう全部やりきります。

Monoxer Advent Calendar 2023

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