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町の住み方(あるいは住処か)

いつもとは違う離れた土地で、なんだかノスタルジックな町に降り立つ(普通の町だったけどね)RPGのような町づくりだったが(いや、だった気がした)僕から見える教会は教会ではないだろうし、僕から見える道具屋は道具屋ではないだろう。「ああここに住みたいな」と思ったが数時間ほど町に滞在しただけ、時期尚早の極みで浅はかを覚える。

しかし住めば都とはよくいったもので、僕らはこの国すべての町をまわることは不可能であり世界レベルにもなると考えるだけで寿命が尽きてしまいそうだ。なんとなく僕らは今ここに住んでいる。

なんとなくという感覚は、よくもわるくも大事である。ずっと眺める車窓、夕焼けの帰り道、土砂降りの雨の中、なんとなく考えて浮かんでは消えていく、バカなことも大まじめなことも。むかしのことがフラッシュバックしたり、みらい(妄想)にニヤけたりする。羞恥と褒美が行ったり来たり。町が変わってもそんなに自分は変わらない気がしますた(誤字ではない)

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