SRN#01 plot07

SRN プロット案07

ストーリーライダーズ永川成基


母親の弁当をつくるヨウスケ。

大学の研究室にいる、母親に弁当を届ける。
紙一杯に手計算をしている母親。
「母は、ナイトフライオノートの襲撃で、言葉を奪われた」

人類の敵、ナイトフライオノート。
ナイトフライオノートは、あらわれて消える。それだけだが、消える時に何かを奪い去る。物理的なものから、抽象的な概念まで、何が消えるかわからない。

一つの街から、全ての石けんだけが消えたこともあった。水が奪われた時は、全ての生物がミイラになって発見された。文字が奪われた時は、看板からも本かも文字が消えた。

母の研究室で、タクトと出会う。客なんて珍しい。
LAGの使いで来たというタクト。「父も母も、LAGのせいで人生を狂わされた」
ヨウスケは、LAGの人間に対して、いいイメージが無い。タクトに強くあたってしまう。

翌日、高校。高校は大学と同じ敷地にある。学園都市。

転校生として紹介されるタクト。ルックスで人気。
ヨウスケに話しかけてくるタクトだが、ヨウスケはさける。
クラスメイトは、ヨウスケの事を裏切り者(ハイジ)の息子と呼び、つきあわない方がいいと、タクトに言う。

「レッドノイズ警報がでています。早く帰りなさい」と教師。

屋上か、校舎の外れ。
ギターを鳴らしているヨウスケ。そこに入ってくるタクト。ギターを抱えている。
「つづけてくれ、あわせる」「どうして俺にかまうんだ」
鳴り響く二人のギター。
ヨウスケはタクトのことがいけすかないが、少しずつ楽しくなってくる。

レッド・アラートの警報が鳴り響く。
出現するレスポール。
驚くヨウスケ「ナイトフライオノート!?」
「何言ってんだオマエー」
「こいつはレスポール。僕の相棒だ」

「近いぞ。(ヨウスケに)君は逃げろ」

 逃げる人々
ヨウスケ「母さんは、言葉がわからないんだ!」
 逃げ遅れているはず、と助けに向かうヨウスケ。

母の研究室。
そこで何かを貪り食べているナイトフライオノートの姿。
(母さん食われちゃった!?)

手近のモップか何かで襲いかかるヨウスケ。
「いってぇー!」
それはフェル。食べていたのはヨウスケの弁当の残り。
「な、なんだオマエは」
「オマエの母ちゃんの教え子だよ。LAGで世話になった」
「レスポールの仲間か」
「いっしょにすんなよ!」

 ともかく避難だ、
「ヤツらの狙いは、オマエの母ちゃんだ。俺はオマエの母ちゃんを守りに来た」
まだ、ニコニコしている母。

学校の建物の間から、巨大なナイトフライオノートが、せまってくるのが見える。その目に意思を感じるヨウスケ。まっすぐに母の方に向かってくる。
フェル「俺にまかせて逃げろ!」
母を連れて逃げるヨウスケ。

 フェル、建物の屋上から巨大なナイトフライオノートにとびかかるが、あっさり振り落とされる。

 襲われる、ヨウスケと母。そこに現れる青いスカーレッドライダー。
「ぼくに任せろ!」
「その声はタクト、なのか」
 タクトと巨大ナイトフライオノートの戦い。ノイズレンダーで巨大ナイトフライオノートを切り裂く。
 巨大ナイトフライオノートの弱点が、三回光ったら攻撃とか、数のカウントにからんだものだと、分かる。

 フェルとヨウスケ、雑魚ナイトフライオノート(戦闘型)を蹴散らしながら逃げる。

 巨大ナイトフライオノートが逃げ出す。その時、ヨウスケは数が数えられないことに気づく。紅の結界が周囲をおおっている。
フェル「あいつが奪おうとしてるんじゃねーのか」
 母さんから計算の力がなくなったら、母さんは本当に何もなくなってしまう。
ヨウスケ「あいつを倒す方法はないのか」
フェル「一つだけあるぜ。手をだしな」

  紅傷を刻むフェル。
  そしてレゾナンス。赤いスカーレッドライダーとなるヨウスケ。
ヨウスケ「この力は……」
フェル「オマエのオヤジとソックリだぜ!」
タクト「やはり、ライダーとなったかヨウスケ。来い、二人ならアイツをしとめられる」

  ヨウスケ、タクトと協力し巨大ナイトフライオノートを倒す。紅の結界が消え、母の数学能力はもとに戻る。

フェル「よろしくな、相棒」
タクト「LAGは君を歓迎するだろう」
  自分がまきこまれた事に、戸惑うヨウスケ。

※助けるのが母じゃなくて、若い女性科学者で幼なじみとかのキャラにすると、よりキャッチーさはあがると思います。

(つづく)

#SRX #SRX_LAG

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