"普通の圧力"を表現しきった小説『コンビニ人間』
『コンビニ人間』は、2016年に芥川龍之介賞を受賞した作品です。
意外にも芥川龍之介賞といった受賞作品を読んだのは初めてだったのですが、垣間見える抽象化された現代社会、独特な切り抜き方、見事に射抜く表現など、圧巻でした。
また、『社会を俯瞰して見ながら、そこにいてしか感じられないであろう、孤独?のような感覚をどう感じ取ったのだろう..』という感想だったのですが、
読了後に調べてみると、作者の村田さん自身、三島由紀夫賞を取るほどの作家でありながら、週3回コンビニで働かれて