人生全てを勝負事として捉えることができたら

私は勝負事に関しては
基本的に負けたくないと思っている。

もちろん時と場合によって
その振る舞いは流石に変わるが。


そして最近は勝負事に関して
ある試みをしている。

それは日常の中に勝負事を作り上げることだ。

どれだけ一日をストイックに出来るかの勝負、
ジャンケンのような些細なことも
あえて全身全霊で挑んでみたり。

そういったようなものだ。

そして今日もそんな勝負事があった。



同期の誕生日会での一幕。

確かステーキか何かをかけて
指スマをすることになった。

あれよあれよという間に
タイマンの状況になってしまった。

その相手がよくスマブラなどをする相手だったため
私のスイッチが入った。

集中するときのルーティン。

深呼吸をしたあと上半身をほぐし、
自らを鼓舞しながら集中力を上げる。

このルーティーンをすることで
テニスのサーブを打つ前に近い状態に
なることができる。

結果的には負けてしまったが、
お互いにヒリヒリとしたとても良い勝負だった。


そして驚くことに
しばらくの間私の右手は
集中による震えを止めることがなかった。

我ながらよくこんなにも
のめり込んだなと半ば呆れるほどだ。

しかし逆にいえば
些細なことでも集中することが
可能ということ。

概ね私の試みは成功していると
言えるだろう。



私がこの試みをする狙い。

それはすなわち勝負の土俵に上がったもの
全てに対して瞬時に集中できるようになることだ。


私は自分のことを怠惰な人間であることを
自覚している。

夏休みの宿題は常に期限ギリギリにやってきた。

大学に行くのもいつも遅刻の少し前。

余裕を持って行動したり、
興味の薄いことをやることはてんでダメなのだ。


いつまでもこうではいけないと思い、
様々なアプローチを試みてきた。

そんな中、逆に集中できたりするものは
一体何かを考えてみた。

考えた結果は自分の好きなことと勝負事の二つ。

苦手なことを好きになるという
手段も考えはしたが、
まずは勝負事の方から試そうと思った。

苦手なもの、興味のないものも
勝負事にしてしまえば
集中したり効率的なるかもしれない。

その実験という訳だ。


それに付随して
物事をゲーム感覚で考えることも
最近はしている。

例えば面接といった緊張するものも、
素早く正確に自分の意見を述べるゲームと
認識するといったようなことである。

そうすれば緊張もほぐれ、
より良い形で面接に臨めると考えたためだ。

そしてこのゲーム感覚というのも
勝負事に置き換えることと
ほぼ同じようなことである。

なので私の試みは正確には
物事を勝負事、ゲームとして捉え
集中力・効率性をあげること

言えるだろう。



実際のところ、
今のところは概ね上手くいっている。

先の指スマのように
瞬時に集中力をあげることもでき、
面接も上手くいった。

あとはどれだけ上手く日常生活に
馴染ませていくかの勝負だ。

まだ今はある一場面でしか
使うことができていない。

最終的には人生全てを
ゲーム感覚として捉えることができ、
自分の好きなタイミングで集中力を
自由にあげられることが目標だ。

一体どれほどの時間を有すれば
その境地に至るかはわからない。

しかし試す価値はあると思っている。

それは現に勝負事が好きなだけかもしれないが。

そういう面で考えれば
この試みは人生の全てを
好きなことに変える行為なのかもしれない。



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