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全人類が持つ表裏一体の病気と個性

先日初対面と話せないを書いたが、
予想以上の反応を得て
少し驚いている。

スキをした理由が
共感か納得かはわからないが、
とにかくありがたい限りだ。

今後も良いものを書けるように
頑張りたいと思う。

それほどスキは励みになる。


その話は一つ置き、
今回書くことはタイトルの通りだ。

なぜこのように思ったか。

それは先の記事を書いた後、
あることを調べたからである。

回避性パーソナリティ障害。

皆様は聞いたことがあるだろうか?

正直私も知らなかった。

この言葉にたどり着いたのは
初対面と話せないのは
一種の精神疾患によるものと
考えたためだ。

そしてこの障害(以下APD)に
私の症状はマッチした。

概要は以下の通りである。

APDをもつ人は、自分は社会的に不適格で魅力に欠けていると考え、笑われること、恥をかくこと、排除されること、嫌われることを極端に怖がり、そのために、社会的な交流を避けようとする傾向をもつ。自分は孤独者であるとし、社会から取り残されている感覚を訴えるのが典型である。
引用元:回避性パーソナリティ障害 

皆様の中にもはっとした方が
一定数いるのではないだろうか?

私はその一員である。

ちなみに症状は以下の通りである。

非難や排除に対する過敏さ
自らすすんで社会的孤立を選んでいる
親密な人間関係を熱望していながら、その一方で、社会的な場面においてはあまりにも引っ込み思案である
他者との交流を避けようとする
自分なんかふさわしくないという感覚
自尊感情の低さ
他者への不信
極度の引っ込み思案、臆病
親密さを求められる場面でも情緒的な距離を置いてしまう
非常に自己意識的(=いわゆる自意識過剰)
自分の対人関係の問題について自分を責めている
職能上に問題を生じている
孤独なる自己認識
自分は人より劣っていると感じている
長期にわたる物質依存/乱用[5]
特定の思い込み(fixed fantasies)に囚われる。
引用元:回避性パーソナリティ障害 

全てと言わなくとも
当てはまる人はいそうである。

最後に基準も引用させてもらう。

この中から4つ以上当てはまると、
APDの基準を満たすこととなる。

基準1は、批判や拒絶に対する恐れのために、職業、学校活動を避けていること。
基準2は、好かれているという確信がないと親しい人間関係が作れない。
基準3は、親密な関係でも遠慮がちであり、親密となるには批判なしで受け入れられていると確信したり、繰り返し世話をされるということを必要とする。
基準4は、批判などに過敏であること。
基準5は、不適切という感覚や低い自尊心があるため、新しい対人関係では控えめである。
基準6は、自分が劣っていると感じている。
基準7は、新しいことに取り掛かりにくい。
引用元:回避性パーソナリティ障害いかがだろうか?

マイナス思考だからだろうか。

私は5つ当てはまってしまった。

そうなると私はAPDである
可能性が非常に高いこととなる。


しかしこの診断基準を見た時、
どこかしら違和感を感じた。

まるで占い師が万人が
持っているような普遍的な
悩みを言って、当てたなら
さも占いの力だと言い張るが如く
強烈な違和感。

少し考えると、
言葉として整理できてきた。


この診断基準は
マイナス思考であれば
割と普遍的なことではないか?


特に顕著なのは基準4からだ。

この4つはマイナス思考の特徴と
銘打っても差し支えない位に
私としては思ってしまう。

仮にこの推測が当たっていたら、
マイナス思考の大多数が
APDとなってしまう。

もっと言えば、
マイナス思考の多数派がAPDなら
マイナス思考自体が病気となる。

マイナス思考の割合は知らないが、
そこまで珍しくないので
かなりの数が病人ということとなる。


極論的なことを言ってしまったが、
この論理を突き詰めると
重要なことがある。

それは、
障害と健常の境とはどこなのか。

どこまでが正常で
どこからが異常なのか。

完全な定義がなければ
境界線はあやふやのままで、
どちらにでも転んでしまう。

もし個性と呼ばれているものが、
もしかしたら障害や病気
なんてこともありえるだろう。

そうであれば
もはや人類は皆病人だ。

完全に平均的な人間は存在しない。

どこかの要素が平均から逸脱している。

個性と病気の境界が分からないなら、
ある人は個性といい、
ある人は病気と言うだろう。

そうであれば、
もはや当人の気持ち次第だ。

もし辛いのであれば
病気と言おう。

病気なら治療できるはずだから。

もし何ともないのなら、
個性と言い張ろう。

個性なら尊重されるべきだから。

そして気落ちすることはない。

周りも自分と同じように
病人でもあり、
個性を持っているから。




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