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フルーツバスケット S1 ~6話 お邪魔させてもらおうかしら~

文化祭当日。
透のクラスの「おにぎり亭」は大盛況。

それもそのはず。
女装した由希が教室に立っているからである(笑)

ピンクのロングワンピースに
薄ピンクのリボン付きフリルカーディガン。
(女の子でも着る人を選ぶ程らぶりー。)
女装した由希を一目見て写真に収めようと
全校生徒、先生まで見に来る始末。
先輩から最後の記念にとせがまれ断れなかったらしい。

そんな中、新たな草摩の2人が透の元を訪れる。
1人は金髪の男の子。(めちゃかわ。)
以前、透のバイト先で見かけたときに
キスをしてきた。

名前は草摩 紅葉
ドイツと日本の半分こ!!
(声優さんとキャライメージ合いすぎ!!)
父親が透のバイト先のビルの社長。

もう1人は黒髪でスーツを着たクールな男性。
(控えめに言ってくそカッコいい。)
名前は 草摩 はとり
職業は草摩家専属の医者。

今日は月に1度の由希の検診に来たという。
由希は気管支が弱く
子供の頃によく発作を起こしていた。

紅葉もはとりも透の噂を知っていたらしく、
はとりは透に「なるほど。本当に普通の子なんだな。」と
意味深な言葉をかける。

それを聞いて「何しに来たんだ。」とすごむ由希。
「安心しろ。本田透に手を出すために来たわけじゃない。」と返すはとり。
なんだか由希ははとりを警戒している様子。

紅葉も透に会いたかった!!
透は十二支の秘密を知ってるから
抱き着いてもいいでしょ!!
と出店のカーテンの裏側で抱き着く。

煙が上がり、爆発したような音を聞きつけて
クラスメイトたちが透の方を見に来た。

透の膝の上には脱ぎ捨てられた紅葉の服。
そして1匹の兎。(めちゃかわ。)
クラスメイト達が不思議に思って騒ぎ立てる。
すかさず由希が迫真のぶりっこ。(必見)
由希が大衆の目を背けてくれたおかげで
透はうさ紅葉を抱えてその場を逃げることに成功。

***

透の友達の魚ちゃんと花ちゃんは
最近由希と夾とべったりな透を怪しんでいた。

花ちゃんも電波的に気になる様子。
花ちゃんは特殊能力?で電波を通して
人の考えていることが少し読めたりする。
(たまにいたずらも。)

***

屋上に逃げた透たち。
紅葉は説教されながらも透にしっかりしがみつく。

はとりが「大事な用を忘れていた。由希、夾、そこへ並べ。」と
突然神妙な面持ちで2人に言う。
「俺のいう事に簡潔に答えろ。」と言われ構える2人。

はとり「1たす1は?」
由希・夾「に!!」

パシャっとシャッター音が鳴る。
慊人に頼まれて2人のツーショットを撮るはとり。(笑)
そして颯爽と帰っていった。

怒って追いかける夾と、女装姿を撮られたことに落ち込む由希。
「透にもこんな姿見られたくなかった…。」と

「でもみんなにかわいいって言われるのは
大好きだって言ってもらえているみたいで私は好きです。
だからみんなも草摩君の事が好きと言う意味で…」と励ます透。

透に励まされ、元気を取り戻す由希。
「本田さんが着たら似合う。」という由希に
わたしなんか、と謙遜する透。

「かわいいよ、本田さんの方が絶対、かわいい。」
と真っ直ぐ透を見て言う由希に真っ赤になり
驚きと感激と動揺で心臓がドキドキする透。

教室に戻ろうとしたとき、由希が透に忠告する。
「昔、自分の正体がばれた時に記憶を消したのははとりだ。
だから2人きりになるのは避けた方がいい。」と。

透が教室から居なくなって心配で様子を見に来た
魚ちゃんと花ちゃん。

「お前、王子様の事で何か隠してるのか?」と魚ちゃん。
「もしかして、付き合ってるとか?」と花ちゃん。

「いいえ!そんな!一緒に住まわせていただいているだけで
全然そんなんじゃ…!! あ…!!」と地雷を踏む透。

今までの経緯や魚ちゃん、花ちゃんに隠していた事を謝る透。

「同居するにふさわしい環境かどうかこの目で確かめたい。」と
花ちゃんの一言で紫呉宅に魚、花が遊びに来ることに。(半強制)

紫呉は快く受け入れるが、夾と由希は心配している様子。

魚ちゃん、花ちゃん共に透の事がすごく大切で
1番初めにできた友達だから、今回の家の事で
何もできなかった自分が悔しいという思いを夾と由希に吐く。

それを聞いて「あいつはそんな事気にする奴じゃないだろ。」と夾。
「本田さんは無いものねだりする人じゃない。」と由希。

***

その日の夜は透の提案で大貧民をして過ごした。
これは由希のためでもある。(3話参照)
透の気遣いに嬉しそうにする由希。

***

夜、透の部屋で女子3人で話していると魚ちゃんが
「まだその帽子持っていたのか。」とブルーの汚れたキャップをさす。
「花ちゃんにはまだ話してませんでしたね。」と帽子のお話をする透。

透が幼い頃、迷子になって泣いていたときに
このキャップをかぶった男の子が家まで案内してくれたという話。

「素敵な話。数年後、2人は再び出会い、恋に落ちる…。
なんてことになったらもっと素敵ね。」と花ちゃん。

その話をドア越しに聞いている夾。
どこか複雑で寂しそうな表情。
(もしかして帽子の持ち主は夾…?)

女子トークもそこそこに、いつも傍にいてくれることが
どんなに支えになっているか感謝せねばならない。
大好きですと改めて魚ちゃん花ちゃんに感謝と好きを伝える透。

その言葉を聞いて由希と夾が言っていた言葉を思い出す魚ちゃん。
「そうね。透くんはそういう子よね。
欲しがってばかりじゃなく、今ここにあるものを大切にする子よね。」と花ちゃん。
無事2人に紫呉の家が透にとって最適な環境だと認められる。
そして透を真ん中にして仲良く3人手を繋いで眠りにつくのでした。

***

翌朝。

電話が鳴り、透が出る。
電話の相手ははとりだった。
「大事な話があるから今度草摩の家に1人で来い。この事は他言無用だ。」

突然のはとりからの呼び出し。
由希に言われた「記憶を消したのははとりだ。」という言葉がよぎる。

「もし来なければどうなるか分かっているな。」と言われ、
「わかりました…。」と返事をする透。


ここで6話終了。


*ここ好きポイント

◆紫呉の家に行くことになったときに、
突然行ったらお茶菓子が出ない事を心配していた花ちゃん。
そしてなぜか魔女みたいな恰好してる。笑

◆紫呉が間違えて紹介した趣味で書いている小説?
「夏色の吐息」の方を手にとって読む花ちゃん。
純文学には興味ないのね。

◆由希の部屋が意外と散らかってて汚い。
そして夜遅くにウエハースみたいなお菓子を食っている。
若いっていいな。私がそんなことしたら
翌朝胃がキリキリして吹き出物がでます。


花ちゃん登場回はついつい長くなっちゃうな~。
言葉のチョイス、雰囲気、顔、私服、性格、ぜんぶすき。
花ちゃんみたいな友達が本当に欲しい。

そして由希と透の距離がぐんと近づいている。
さすがに透も王子様にかわいいって
念押しのように言われたら
ドキドキしちゃうよね~。

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