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フルーツバスケット S1 ~15話 そうでもないさ~

明日からGW。

お泊りをしよう!という
紫呉の提案で別荘にやってきた透たち。
はとりに車を出してもらい
別荘にはしゃぐ透。

由希も夾もお墓参りの日から
何だかよそよそしい。

紫呉も2人の沈んだ
雰囲気を感じ取っていいた為
気分転換に別荘へと誘った。

透と3人で湖を見に
散歩をしたらと提案する。

***

散歩中。

いつもなら口喧嘩する
由希と夾はただただ、
ずっと黙っている。

さすがの透も重い空気に
押し潰されそうになる。

もしかして自分が
墓参りの日に何か失礼を
したのではと思い2人に謝る透。

なぜ透が謝っているのか
2人が「?」になっていると

透が足を滑らせて
崖から落ちそうになる。

慌てて手を伸ばす2人。
3人とも崖から落ち、
透と接触して猫と鼠の
姿になってしまった。

転んだ事がきっかけで
2人がいつも通り
口喧嘩を始めた。
透はいつもの2人に
戻って安心して笑ってしまう。

透の笑顔を見て
由希と夾は透に
怒っているわけではなく、
ただ調子が悪いだけだと
胸の内は話さないでおいた。
今は透に心配をかけないように
大丈夫だと諭す。

誤解が溶けて
いつものように
口喧嘩をする2人に
やっぱり安心して
笑ってしまう透。

湖は次の日に行くことにした。

***

別荘にて。

紫呉がここに来た理由は
もうふたつ。
紫呉の執筆業の
担当編集者こと
みっちゃんをいじめるため←笑

それと、はとりに別荘で
ゆっくりしてもらうため。
はとりは読書好きなので
紫呉おすすめの本を
たくさん持ってきていた。

はとりは、元恋人だった
カナの結婚式が最近
あったので、紫呉なりに
気遣ってくれていると察して
言葉に甘える。

***

2日目。

綾女が来た。
呼んでないのに来た。(笑)
お手伝いさん(53)から
はとりたちが別荘にいると
聞いてやってきたという。

由希に会いたかったから
という理由もあるが、
はとりに元恋人のカナの
結婚式の写真を渡すためである。

写真を見るか見ないかは
はとりの自由だが、
綾女は、はとりには
幸せになって欲しいと願う。

カナだけ全部忘れて
幸せになってずるい。
はとりだけ辛い事を全て
背負わされていて
はとりだけ置いてけぼりに
なっている感じが嫌だ!!

だからはとりには
カナよりも2000倍
幸せになって欲しいと言う。
(1000倍だと足りないらしい。)

紫呉も今度こそ
一緒にいても寂しくならない
新しい人と出会えると良いねと
はとりの幸せを願う。

綾女と紫呉の想いを聞いて
「新しい人」は呪われた
自分たちにとっては無茶な
願いだと思う、はとり。

むしろカナという存在がいた
それだけで充分じゃないだろうか。
恵まれていた方なのではないか。

今はただ、透と由希、夾の
3人が同じ轍を踏まないように
見守るだけだ。

湖から帰ってきた3人の
笑顔を見て心の中でそう思うはとり。


15話終わり。

***

*ここ好きポイント

◆久しぶりに見た物の怪の由希と夾。
物の怪の姿でお話したり
動いたりしている2人は
たまらなく可愛いので必見。

◆「夏色の吐息」を読むはとり。
(紫呉が趣味で書いている小説)
紫呉に感想を聞かれると
「気色が悪い」と
コメントするはとり。笑

◆もしかしてはとりって
透の事好きになるのかな、と
思ったんだけどこれって
思い上がりですか。



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