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フルーツバスケット S1 ~20話 何マジで拾ってんのさ~

アルバイトへ向かう透。
途中で1人の青年と出会う。

「ねぇ。その靴拾って。」

透が青年の靴を拾うと
青年はにっこり笑って

「何マジで拾ってんのさ。愚か者。
アイデンティティーとか
ポリシーとか持ってないわけ?

回れって言われたら回るわけ?
転べって言われたら転ぶわけ?

やだやだ。
主体性を持ち合わせない人間って。

ねえ、(靴)さっさと返してよ。」

透は何が何やら分からない。

彼の名前は草摩燈路。
十二支の1人で「未」である。

「この俺がわざわざ会いに来たんだから
何かおごってよね。」という燈路。

これからバイトがあり、
お金もあまり持っていないと
透が言うと、また屁理屈を並べて
透のカバンを強引に奪い
「もう会うこともないだろうから。」
と言って手帳を奪っていった。

手帳にはいつも持ち歩いている
母親の写真が入っていた。

***

燈路が透に会いに来た理由は
杞紗を透に取られたから。

燈路は杞紗の事が好きで
最近杞紗がもっぱら
透に会いに行っている事が
気に入らず、やきもちをやいていた。

それでどんな人物なのかと
透を見にきたのである。

***

母親の手帳を無事取り戻し、
透に強く当たるのが
やきもちだとわかったた透は
燈路を抱きしめの刑で変身させ
改めてよろしく、と羊になった
燈路を抱いて挨拶する。

***

最近休日になると
杞紗と燈路が紫呉の家に
遊びにくるようになった。

透を小間使いのように
扱う燈路(殴りてえ)。

夾がそれを見て注意し、
「いちゃつくなら草摩の家でやれ!」
と言うと、

「それが、なかなか
いちゃつけなかったりするんだよね。
十二支が誰かといちゃつくのは
外であろうと草摩の家であろうと
かなりの覚悟が必要…てね。」

紫呉が何やら意味深な事を言って
透の方を見ながらウインクをする。

***

杞紗と燈路は小学生の時から
よく一緒に遊んでいたが、
中学に入ると燈路が急に
よそよそしくなったので
嫌われていると思ったと
透に話す杞紗。

***

燈路がよそよそしくなったのには
理由がある。

紫呉が先ほど話していた
十二支同士でいちゃつくのは
覚悟が必要という話。

どういったシチュエーションかは
分からないが、燈路は慊人に
「杞紗の事が大好きだ」と
自分の正直な気持ちを話した。

その結果、慊人は杞紗に
全治2週間のケガを負わせた。

その事があって燈路は極力
杞紗に近づかなくなった。
そして、杞紗がいじめにあう。

燈路は自分がしたことに対する
憤りをどうしたらいいのか分からない。
慊人は責められないから。
それで透に八つ当たりをしているのだ。

***

透は杞紗と燈路を連れて
公園にやってきた。
2人の為にクレープを買う透。

燈路が来て
「何であんたみたいに
ぼーっとしてるやつに
できたことが俺にはできないんだ。」
と疑問をぶつける。

「ねぇ、あんたってそんなすごいの?
どんな奴のどんな悩みでも
解消できるわけ?
どんな苦しみや悲しみも
救うことができるわけ?」
と問い詰める燈路。

杞紗の事を好きだという気持ちを
貫きたくて、慊人にも分かって
欲しいと思っていた燈路。

結果として杞紗を傷つける事になり、
杞紗にも慊人にも
言いたいこと、言わなきゃいけない事を
言えていない自分に腹が立つ燈路。

「なんでこんな…ガキなわけ…。
何もできないくせに…。
ガキのくせに…。」

そう呟く燈路に透が言う。

「自分の事をまだ子供だと
自身で認める事は勇気がいる事だから。
燈路さんは何もできなくないです。
杞紗さんを守る素敵な
王子様になってゆけます。」

透の言葉を聞いて
内心何が王子様だと
バカにしつつも
いつか絶対になってやると
心に決めた燈路であった。

20話終わり。


***

*ここ嫌いポイント
燈路。
クソガキは嫌いだ(笑)
燈路ファンの人ごめんなさい。
でもいくらやきもちだからって、
いくら思春期だからって、
あの態度は無理だよ!!
特に靴拾って~お母さんの写真強奪
あたりは本当に無理!!
子供だからって何でも許されると
思うなよばかちんが~!!

所詮、漫画のキャラだし
慊人と杞紗の事件があるのと
やきもちでいじわるしちゃってるの
かわいいな~とも思うんだけど
やっぱ無理なもんは無理やった(笑)
あいつ学校で友達いないタイプだろ!!

フルバはそれぞれのキャラが
確立しているから好きなタイプはもちろん、
自分の嫌いなタイプの人間も
分かるバロメーターにもなるんだなぁ。


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