中高生を前に挨拶してきた

山形県に今年できた「山形県立東桜学館中学校・高等学校」の開校記念式典に行ってまいりました。(校章とかお手伝いしたので)

5分くらいの挨拶をということで、(いんたーねっとで調べたら1500字くらいってかいてあったので)本当は原稿用意して練習もしてたんですけど、本番は紙を持たずに行くぜと思ったら、緊張して結果かなりグダグダな挨拶になってしまいました…靴下穴あいてたし... でも、生徒たちは面白がって聞いてくれてる感じがしたので、たぶん、よかったよね…靴下穴あいてたし...


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こんにちは。

開校おめでとうございます。

校章の制作をお手伝いしました、あと、ケーキの絵を描いたりもしました。ナオヤと申します。

校章の制作者とご紹介ありましたが、カタチをつくるきっかけになったアイデアは、たくさんの応募があったものから選ばれたものです。ですので、まず、その原案者に敬意を払わなければと思っております。

ただ、こうやってみなさんの前に立つ機会をいただくというのはとても光栄なことですので、僭越ではありますが、日々もがき続けてる1人としてお話できればと思います。

まずこの桜の形のマーク、よく見ると、雄しべみたいなとこと、花びらの先にそれぞれ、まるいのがついてますね。これ、アタマなんですね。白くて小さかった人が、それぞれの色を持った人に大きく成長する姿を表してるんです。個人が成長する姿を表現するにあたって、一つの色を押し付けたくなかったんです。

いろんなタイプの人がいるので、みんなにちょうどいい話、僕にはできません。これからとりとめのないことをいうんで、なんとなくで聞いててください。

まず、この学校での生活、中学一年生にとっては、6年あります。

その中で、うまくいかないこともでてきます。もしかしたら、自分の居場所がないように感じる日もあるかもしれません。でも、忘れないでください。みんなの居場所は、自分自身です。そして、どこに行っても、嫌でも、そこからは逃げられません。それを認めて、大事にしてください。お互いにです。

とはいえ、自分自身の中に答が全部詰まってるわけでもありません。

なにかの答えを探して内面を掘り出そうとしてもなにも探せず、表面の皮を剥いても剥いても皮みたいで、自分は玉ねぎなんじゃないかと思ったりするかもしれません。でも、日々の積み重ねが、人をつくっていくんです。玉ねぎが皮なのか実なのかは、どっちでもいいのかもしれません。

それで、将来、こういうことやりたい みたいなこと話す場面ってあると思うんですけど、たまに「むずかしいよ」「無理だよ」って言ってくる人がいます。むずかしいってのは、なんだってそうなので、気にしないでください。無理ってのも、その人が、まだ知らないだけなんで、気にしないであげてください。

ただ、やりたいことに対して説得力がないのは実績がないならあたりまえです。それはひとつずつ積み上げていけばいいんです。できることは見せないと認めてもらえません。

基本、やってみないとわからないと思ってます。

それに、なにかを成し遂げた人の、なんかいい話を聞いて、わかったつもりになっても、結局自分もあれこれやってはじめてあー、あの人こういうこと言ってたのかってわかったりもするんです。

どんどんチャレンジしてください。

実は、僕は、やりたいことがずっといえませんでした。
悪い意味で、いい子だったというか、大人とやりあうのがめんどくさかったし、まわりの大人を信じてなかったんです。

僕自身、中学、高校と、すごくがんばった時期もあれば、夢を奪われたような気持ちになって、勉強をまったくしなくなった時期もあります。もしかしたら、好きなことを変に我慢しつづけたことが、より強い気持ちを作ってしまったのかもしれませんが、結局好きなことからは逃げられないんだなって観念するまで、だいぶ時間がかかりました。

いろんなことがあっての今ですし、どうしたらいいわるいなんて簡単には言えませんが、あのときに戻って自分に言えることがあるとすれば、大人をもうちょっと信じてやってもいいかもよということかもしれません。気持ち、ぶつけてみてください。

大人のみなさんも、どうか、よろしくお願いいたします。

皆さんの輝かしい未来を祈念しております。



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おまけ

▼挨拶原稿つくる上で削った文たち

https://note.mu/na08x/n/n69911a1c12ec

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