挨拶原稿つくる上で削った文たち
1500字って、意外と短くて、書いてたら気持ちが溢れて長くなったのでいろいろ削った。その、こぼれた部分。順不同。
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教頭先生に「「皆さんの輝かしい未来を祈念する」といったことで締めれば、後は何でもアリです」っておっしゃっていただいたので、お言葉に甘えます。
家庭の事情で苗字がもう4つ目なうえに、4つ目の苗字は山形の親戚に秘密ってことになってるので名前だけにさせていただいております。
いろんな人がいます。そして、世の中にはたくさんの視点・考え方があることを知ってください。たくさんの視点を持つと、悩むことも増えて大変ですし、自分自身のことを決めるときの物差しは、もしかしたらシンプルでもいいのかもしれませんけど、視点をたくさん持つことで、お互いを尊重できるようになります。そのことが、自分自身をも生きやすくしてくれます。
それで、将来、どういう仕事がしたい?って聞かれること、あると思います。でも、時代はどんどん変わります、いまみなさんがぼんやりと持ってる感覚が、少しずつ仕事になっていくかもしれません。だから、違和感とか、そういうの、大事にしてください。
人とのかかわり合いの中で、なにかをして喜ばれたり、そういう中で自分のやることを見つけていけたら、楽しいのだと思いますし、好きなこと、別に仕事にしなくたっていいと思います。
うちは、実父が過剰に多趣味な人で、その人が原因で家庭が崩壊してるので、好きなことを趣味でやるということが考えられなかったんですよね。好きなことは仕事にするか一切諦めるかの2択だったんです。
人って、自分が認識できないことを指摘されても、
何言われてるんだか理解できないんです。
幼稚園の時行進の練習で、みんなとタイミングがあってないって何度も注意されたんですけど、わからなかったんですよね。
いま、みんな大人の人に言われて何言ってんだこいつって思うことあると思うんですけど、そういうのは、やっぱり今はわからないんだと思います。
中学生の時、美術の先生に言われてショックだったことがあって、
「おまえは、いとも簡単に70点くらいのものを描くけど、その先になかなか行かないな」って。
そのときも、もうどうしていいかわからなかったんですよね。
それはビジョンの精度だったんだろうなって、今思ってるんですけど。
ものをつくるとき、わりと大事にしてることは、
「まず作ってみる」ということです。
思いついたアイデアは、まず試してみて、目に見える状態にするんです。
なにかを決める時、アタマで考えてても、実際にやってみると全然ちがったりするんですよね。それを見ながら、アイデアを磨いて、完成度を高くしていくんです。だから、二度手間ってのは、恐れないです。
自分たちはわりと言葉で考えて言葉でコミュニケーションをとっているけど、言葉って実は記号なんですね。なので、言葉に込めた意味が人によって違うということが起こるということもあります。
客商売でモノ作ってると、お客さんから、こういうのも見てみたいなんて言われることもあって、「それはねーよ」って思っても、いちおう作ってみると、あーこの人はこういうことが言いたかったのかなってわかることもあるんです。
やる気を出す一番の方法は、まずやりはじめることです。
僕、高校で美術教育受けてないんです。
僕がデザインの勉強がしたいって、まともに言えたの、実は、高校時代、大学に現役合格できず、予備校にいって、冬になって、年が明けて、二度目のセンター試験を受けた後、予備校の進路指導の担当の人に、「あなたは、本当は、なにがしたいの?」ってかなり強い口調で迫られて、やばい怒られる!って思って、そのときがはじめてだったんです。ずっと言えませんでした。
そういえば、芸術系、カリキュラム上文系扱いになってるの、ちょっと気になってます。デザインや建築などもそうですが、アートとサイエンスにまたがる領域もありますので、やる気のある人には個別対応していただけるとうれしいです。
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