見出し画像

【世界遺産検定対策問題・その3】中日本の文化遺産 解答編

【はじめに】

みなさん問題は解けたでしょうか?問題編を一度確認したいという方がいらっしゃいましたらこちらからご確認ください。

今までと同様、書籍やネットで調べていただたいても問題ありませんので、解答編を見る前に解いてみてください。
それでは解答にうつります。

【3-1】

「白川郷・五箇山の合掌造り集落」に関する次の説明で誤っているものはどれか?

正解は②。この発言をしたのは「ブルーノ・タウト」です。
ちなみにヴァルター・グロピウスはモダニズムを代表とするドイツの建築家で、ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと合わせて、近代建築の四大巨匠と呼ばれております。

白川郷についてもう少し調べてみたい方いましたら、以下のページをご覧ください。

ちなみに近代建築の四大巨匠って??という方はこちらもご覧ください。


【3‐2】

「紀伊山地の霊場と参詣道」の説明で正しいものはどれか?

正解は④ このフレーズはそのまま覚えてよいかと思います
ちなみに①の金峯山寺は大峰山寺とともに7世紀ごろ役行者が開いたとされます。
②は北朝と南朝が入れ替わっております
③は超高層ビルではなく住宅街です。なお同様の景観問題は「セビーリャの大聖堂」や「アルカサル・インディアス古文書館」でも存在します。

「紀伊山地の霊場と参詣道」は以下のサイトからご覧ください。


【3-3】

「百舌鳥と古市古墳群」の構成遺産で、次の3つの説明文から推測される遺産として正しいものはどれか。
-百舌鳥古墳群の中央部に位置している
-幅が広く、長さの短い前方後円墳
-1950年代に宅地開発で破壊危機にさらされたが、市民の保存活動で破壊をまぬがれた

正解は①
②の履中天皇陵古墳(ミサンザイ古墳)は百舌鳥エリアの古墳で、大阪湾からの眺めを意識した場所に造られ、円筒埴輪等が墳丘から出土しています
③の応神天皇陵古墳(誉田御廟山古墳)は古市エリアの古墳で墳丘の体積が国内最大で有名な構成資産
④のニサンザイ古墳は百舌鳥エリアの古墳で、墳丘に造られた平坦面から隙間なく並べられた円筒埴輪が見つかっております


【3-4】

「姫路城」に関する次の説明で正しいものはどれか?

正解は④
姫路城は城の特徴と改修をしっかりと覚えておくのがカギかと思います
①と②は本多忠政と池田輝政が入れ替わっております
鉄筋コンクリート製の基礎構造物と取り替えたのは「昭和の大改修」でした


【3-5】

「石見銀山遺跡とその文化的景観」に関する次の記述で正しいものはどれか?

正解は③
①は日本で初めて文化的景観が認められたのは紀伊山地の霊場と参詣道です
②は登録基準が(ⅱ)()(ⅴ)です
④は銀の運搬のために整備された街道(銀山街道温泉津沖泊道)はありますが、運河はありません

「石見銀山遺跡とその文化的景観」についてもっと知りたい方はこちらへ。

今週はいかがだったでしょうか?少しずつ日本の世界遺産のことがわかってきましたか?

写真は前回と同様に石見銀山の大森地区の歴史を感じる街並みにしました。ありがとうございました。
お相手は旅好きのなおゆーでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?