坂上なつめ

‪過去に夏目坂という坂の上の会社に勤めてたのがHNの由来です。舟を編むお仕事。映画と観…

坂上なつめ

‪過去に夏目坂という坂の上の会社に勤めてたのがHNの由来です。舟を編むお仕事。映画と観劇とライブが好き。ときどきカネゴンと旅をしています。文学部を卒業したのに最近とんと純文学が読めなくなってきました。電子で買った漫画ばっかり読んでます。

マガジン

  • 日々の手帖

    日記、のようなもの。徒然なるままに。

  • うちの本棚

    読んだ本とか見た映画とかのこと。持ってる本とか買ったDVDも、ここに並べていきます。

  • プチ断捨離記録

    2023年、断捨離始めることにしたので、有言実行のためマガジンにしました!(写真は私んちじゃなくて越後妻有大地の芸術祭の展示物です)

  • お出かけ手帖

    ほんの少し、遠くに出かけてみる。 旅した場所のほか、行ってみたい場所もクリップしていきます。

  • アートの手帖

    美術とか舞台芸術とか建築とか。ヒトの造りしモノたちのこと。

最近の記事

返信を待つ台所 冬にんじん ざくりざくりと千切りの夜

    • ずくなしの記【2】

      すごい。前に「ずくなしの記」をポストしてからすでに三週間である。それっぽい通し番号をつけておいてこの体たらくであることが、ずくのないことを証明しており、いっそ清々しい。30代の私であれば、謎の責任感から、睡眠時間を削ってでも3日に一度は記事を書こうとしたはず。 謎の責任感、という話でいうと、思い出すのは子どもが幼かった頃の読み聞かせだ。シングルマザーで子育てをしていた私は、子どもがちゃんと喋り始める前の一才ぐらいから、毎晩絵本の読み聞かせをしていた。思うに当時は職場以外に大

      • ずくなしの記【1】

        「ずくがない」という便利な方言を教えてもらったのは四半世紀ぐらい前の話で、バイト先で隣の席にいた同僚が「最近母が『ずくがなくって刺繍もできない』とか言ってくるんだよね言葉に「ずくってなに?」と聞き返し、「うーん、共通語だと説明しづらいんだけど」とあれこれ例を挙げつつ教えてもらったのだった。 信州の言葉だそうで、学童疎開で別所温泉に滞在していたこともある母に聞いてみたところ「『ずくなし』っていうのは聞いたことあるわね」とのことだった。 色々と挙げてもらった例から察するに「ず

        • 旅先の雑貨屋で買ってずっと気に入って使っていた刺繍糸っぽいラリエット、色違いが欲しくて手がかりもないまま検索きてたら、どうやらトルコのオヤというかぎ針編みの工芸品だったのでは?という結論に至りかけていて、作り方を習いたい。好きなのが自分で作れるようになれるといいな。

        返信を待つ台所 冬にんじん ざくりざくりと千切りの夜

        • ずくなしの記【2】

        • ずくなしの記【1】

        • 旅先の雑貨屋で買ってずっと気に入って使っていた刺繍糸っぽいラリエット、色違いが欲しくて手がかりもないまま検索きてたら、どうやらトルコのオヤというかぎ針編みの工芸品だったのでは?という結論に至りかけていて、作り方を習いたい。好きなのが自分で作れるようになれるといいな。

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        記事

          ダンボール2つ分の本、ゲームソフトやDVD、査定が終わって2900円ほどが振り込まれてました。母が大江健三郎の古い本を売りたがってるけど値がつくとは思えず、初期作品の初版本があるかどうかを確かめて、と言ってあります。こういうのの始末はブック〓フじゃダメなのよね…

          ダンボール2つ分の本、ゲームソフトやDVD、査定が終わって2900円ほどが振り込まれてました。母が大江健三郎の古い本を売りたがってるけど値がつくとは思えず、初期作品の初版本があるかどうかを確かめて、と言ってあります。こういうのの始末はブック〓フじゃダメなのよね…

          ブランド物があまりないので売ってもたいした値はつかないけど綺麗だし使う人なら使えるよなーという食器類が棚でずっと眠っていたのだが、コロナ禍で中止されていた近所の学校のバザーが復活するというのでここぞ!とばかりに漂白、お別れをが決意。お気に入りのカップの置き場もできた。よきよき。

          ブランド物があまりないので売ってもたいした値はつかないけど綺麗だし使う人なら使えるよなーという食器類が棚でずっと眠っていたのだが、コロナ禍で中止されていた近所の学校のバザーが復活するというのでここぞ!とばかりに漂白、お別れをが決意。お気に入りのカップの置き場もできた。よきよき。

          家族になるということ

          ヤマシタトモコ「違国日記」は私がここ数年で一番にハマった漫画で、その最新刊が出たばかりで夜中に電子版を一気読みしたのだが、10巻まできて第1話のストーリーがアナザーサイドから反復されるという、あまりにもあまりにも完璧な展開を見せて、もうウーンすげぇえええ!って唸るしかない状態に陥ったのですが、その翌日に公開されたドキュメンタリー映画「二十歳の息子」をポレポレ東中野でみてきた。 親のいない子どもたちの自立支援を行うNPOに勤めるゲイの男性が、養護施設出身の二十歳の青年(自立が

          家族になるということ

          毎日一つの断捨離を目標にしてたけど、平日は忙しいのでだいたい週末まとめてやることになる。今週は少し色シミが出来たりして使わなくなった傘と日傘、靴が二足、棚一段分の本。ちょっとペース遅い!捨てられない資料本をブックオーシャンに預けてみようか考え中です。

          毎日一つの断捨離を目標にしてたけど、平日は忙しいのでだいたい週末まとめてやることになる。今週は少し色シミが出来たりして使わなくなった傘と日傘、靴が二足、棚一段分の本。ちょっとペース遅い!捨てられない資料本をブックオーシャンに預けてみようか考え中です。

          40年近く同じ町に住んでるんだけど、相続問題そろそろ本格化しそうなので、今年は断捨離と並行して「定年まで住んでみたい町探し」をすることにした。第一弾、練馬さんぽ。写真は区役所展望台からの眺め。なんかシン・エヴァみたいな気分になりました。

          40年近く同じ町に住んでるんだけど、相続問題そろそろ本格化しそうなので、今年は断捨離と並行して「定年まで住んでみたい町探し」をすることにした。第一弾、練馬さんぽ。写真は区役所展望台からの眺め。なんかシン・エヴァみたいな気分になりました。

          アニメージュとジブリ展で物欲に負けてしまった。断捨離中なので、消耗品以外は一つ買ったら二つ捨てるルールにしてます。トートバッグは気に入ってたけどチャームが取れて持ち手も毛羽立ってきたハンドバッグと古いトートバッグ、眼鏡ケースは長らく使ってないマグマカップ2つとトレードにしました。

          アニメージュとジブリ展で物欲に負けてしまった。断捨離中なので、消耗品以外は一つ買ったら二つ捨てるルールにしてます。トートバッグは気に入ってたけどチャームが取れて持ち手も毛羽立ってきたハンドバッグと古いトートバッグ、眼鏡ケースは長らく使ってないマグマカップ2つとトレードにしました。

          子どもが小学生の頃に遊んだボードゲーム。一つは小学生のお子さんがいる同僚に、二つはプラスチックも劣化してきてたので捨てた。もう一つは除菌して保育園に寄付する。ベランダ靴、幅広すぎた靴、愛用したシャツブラウス、プラモ2つ。合計9点。まだまだ序の口ですね。

          子どもが小学生の頃に遊んだボードゲーム。一つは小学生のお子さんがいる同僚に、二つはプラスチックも劣化してきてたので捨てた。もう一つは除菌して保育園に寄付する。ベランダ靴、幅広すぎた靴、愛用したシャツブラウス、プラモ2つ。合計9点。まだまだ序の口ですね。

          動き出す準備!

          あっという間に1月も半分過ぎてしまい、時間の流れの速さをあらためて感じますが、今年はコロナがどうとか仕事忙しいとかの言い訳せずに、動き出す準備を進めようと思います。 一年365日なんて週末にしたら50回ぐらいしかないし、このへんは仕事の山場だぞとか、病院の都合があるからーとか、親の介護がどうとか、あれこれマストのものを抜いてたら、自分だけのために自由に使える時間なんて、ほんの僅かなんですよねー。 ぼんやりしてたらすぐまた年末になっちゃうので「やる」と決めたことはとにかくス

          動き出す準備!

          2022年の記録

          2022年は、前半に母の介護の始まりやら仕事上の大きな企画のリリースやらがまとめてドカンとあって、ほとんど自分の時間がとれなかったけれど、夏頃から母の体調もケアプランも安定してきて数日だけど避暑に出かけたりもできて、私も多少は家をあけたりできるようになったので、コロナの波が落ち着きだした頃に遅れた夏休み含め一気に遊びを詰め込み、冬にふたたびコロナの波が来て、また出かける機会が減ったところでタイムオーバー(2023年へ)、という感じでした。 結果、なんとなくバランスの悪い一年

          2022年の記録

          2021年の記録

          自粛期間が多かったのでやっぱり少ない。劇場でみたものに限り、オンラインコンサートや配信での動画視聴は記録に含めなかった。 個人的な2021年の演劇ベストは「衛生」、次点に「フェイクスピア」 邦画ベストは「サマーフィルムにのって」 洋画ベストは「ノマドランド」 なお年間MVPは庵野秀明さんです。エヴァ、四半世紀かけての完結おめでとう!すべてのチルドレンを置き去りにして大人になっていった庵野氏には心からの拍手を送りたい。まだ外伝作れるとか言ってる中年オタクは早く大人になるよう

          2021年の記録

          メンタリストに騙されない。

          悪質な大衆煽動に引っ張り込まれないためには、知能ではなく知性を養うことしかないと思うのですが、さて知性をどう養い育てるのか、というのが問題。 結論的には、小さな事であっても自分の哲学を持ち言語化するということに尽きるのかなと思ってます。言語は思考を形作るもので、語る時に他者の言語に依る人は、他者の文法によって容易に精神を支配されるからです。 というような話をアマプラで遅ればせながら映画「メッセージ」(ばかうけのやつ)を見てて思いました。いやー、ばかうけの印象ばかり強くて劇

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          SILENT FUKUSHIMA

          スイス国営テレビで五輪開会式の夜に放映されたドキュメンタリー番組だそうです。明日まで無料公開中。おしどりマコさん、アーサー・ビナードさんなどが出演。 地震・津波と原発事故から10年、いまだに収束の見えない福島第一原発の状況を「アンダーコントロール」と言ってオリンピックを招致した本邦政府が、何千人という入院もできず健康管理も行われていない新型コロナウイルスの発症者を「自宅療養者」と称して、あたかもそれが何の問題でもないかのごとく振る舞うことは、とても一貫性があることで、五輪招致の撒き餌に使われ、その後忘れられた(コロナ禍により「二重に忘れられた」ともいえるでしょう…もはや復興五輪という謳い文句すら出てこない)被災者たちの姿は、後遺症に苦しむコロナ罹患者の将来の姿といえるでしょう。今見ることに意義があるなぁ…と感じる次第。 何かしら国のトップの責任を問われるような出来事があったときに「関係者の大半が死に、新たなお祭り騒ぎや新たな事件によって人々がその出来事を忘れ去ること」に向けた報道の誘導は常になされているし、だからこそこういう良質なドキュメンタリー作品は重要なのですが、残念なのはこれが海外作品だっていうことですねぇ… たまたま直前にアマプラで「FUKUSHIMA 50」を見ていたんですが、パニック映画としての出来の良し悪しは別として、フィクションと言いつつも現実のできごとをモデルとしていると謳うことで、だいぶいろんな歴史の書き換えを図っているなぁ…という印象があり、豪華俳優陣の熱演にも、どこか乗り切れないものがありました。続けてこちらを見たので、余計に差を感じましたね。

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