捜査関係者によりますと、海上保安庁の航空機に乗っていた乗員6人のうち5人が救出されましたが、死亡が確認されました。また、機長も重傷を負っています。

岸田首相は２日、羽田空港の航空機事故で海上保安庁機に乗っていた５人が死亡したことについて「大変残念なことであり、その使命感に敬意と感謝を表し、哀悼の誠をささげる」と述べました。首相官邸で記者団の取材に応じました。海保機は石川県能登地方で発生した地震の対応に向かおうとしていました。

首相は同日、事故を受け、関係機関に対して早急に被害状況を把握するとともに国民への適切な情報提供に努めるよう指示。政府は官邸危機管理センターに情報連絡室を設置しました。

　羽田空港の滑走路で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突して、海上保安庁の機体に搭乗していた6人のうち5人が死亡した事故で、斉藤国交大臣が「調査を進め再発防止図る」とコメントしました。

石川県の馳浩知事は2日、自身のX（旧ツイッター）を更新。この日午後6時ごろ、羽田空港で日本航空機と海上保安庁の飛行機が衝突し、炎上したことについて、祈るような思いを投稿しました。

海保機の乗員６人中５人が死亡したことを受け、馳氏は「海上保安庁職員5名が亡くなられたとのこと、残念でなりません。

被災地に物資を届けるという任務にあたってくださっていたことに心から感謝を申し上げるとともに、謹んで哀悼の意を表します」と悼いたみました。