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あらゆるライフステージで使えるFemtech(フェムテック)20選

先日イベントでダイバーシティ経営のお話をするイベントにスピーカーとして呼んでいただき、ダイバーシティ経営と絡めて、女性の健康管理を助けて生産性をあげるFemtech(Female+Technology)についてお話させていただきました。

おもに、以下の三方良しという話をさせてもらいました。
女性: 健康で生産性が上がり働きやすくなる。タブーがなくなる。
健康課題:テクノロジーがサポートすることで体調管理がしやすくなる。
新市場:欧米では約5.5兆円市場と言われ、女性の経済プレイヤーが増える。

Femtechは包括範囲が広く、ライフステージに合わせた様々なソリューションがあります。
・月経周期管理
・妊活
・避妊
・ガンの早期発見
・育児に活かせるベイビーテック
・更年期障害ケア
など

色々と情報収集したのでFemtech20選のnoteを記録として残しておきます。
(※最近ではFemcareと言われる流通手段がD2C、サブスクリプションとテクノロジーを駆使していても製品自体はテクノロジーを使わない製品も含んでいます)

WeWorkのイベントで話す前は興味を持ってもらえるか不安でしたが、男性も関心を持っていただけてとても嬉しかったです。

イベントを主催された、加納ひろみさんの素晴らしいダイバーシティ経営の本を是非読んでいただきたいです!

Femtechは月経周期管理のイメージが強いですが、様々なライフステージで活かせることを紹介します。

1. 月経周期管理アプリClue

Femtechという言葉を作った代表的なドイツのスタートアップ発の月経周期管理アプリ。
王道の月経周期管理から、避妊したい人、妊娠したい人など多様な女性が使えるように、女性=ピンクではなく、シンプルで機能的デザインで世界で使われている。


2. Femtechブランド The Elvie

イギリスのFemtechブランドElvieは、ウェアラブル搾乳器と骨盤底筋体操ができるIoTデバイスのふたつの製品がある。


3. 生理用パンツTHINX

NYのブランドで生理のナプキンが一体型になったハイテクショーツ。
デジタルを使ったものではないが、オンラインショップのみで手にはいるD2CサービスとしてFemtechのジャンルに入れられることが多い。
生理用品とは思えない洗練されたクリエイティブと生理のタブー視に問題提起するPR(トランスジェンダーモデルやプラスサイズモデルも起用)が話題に。


4. センサー内蔵のIoT月経カップLOON CUP

韓国初のスタートアップで医療用シリコン製のカップをナプキンがわりに使うことで、生理の管理が可能。



5. サブスクリプションの生理用品Lola

こちらもNY発で生理用品サブスクリプションとして、フェミニストとして知られる女優のレナ・ダナムも出資し約13億円を調達。青を基調としたクールなデザインでミレニアル世代に人気。


6. サブスクリプションの生理用品CORA

「CORA」は資金調達で600万ドル(約6.8億円)を資金調達。


7.トイレに流せる妊娠検査薬Lia

1987年から妊娠検査薬に変化がないことを問題提起し、紙でできている。



8. 体温計と連動したアプリNatural Cycles

スウェーデン発の避妊アプリでFDAも承認。


9. Apple Cycle Tracking: Apple Watch(日本公開前)

2019年秋にリリースする予定のApple WatchとiPhoneが対応する、月経周期を記録する「サイクル・トラッキング」機能。


10. 妊活用ウェアラブルデバイスAva

排卵日を正確に予測ための、就寝中に装着するブレスレット。


11. オンライン避妊薬販売 Hers

男性向けのの薄毛、スキンケア、ED対策のサブスクリプションブランドHimsの姉妹ブランド。スキンケアや、オンライン避妊薬も販売。


12. Fitbit

運動用に使うイメージが強いけど、Fitbitの月経周期管理機能は意外と女性ユーザーに使われてるらしい。


13. インドの乳がん診断支援AIスタートアップNiramai

インドの乳がん診断支援AI技術。


14. 中国の月経周期管理アプリ大姨(Dayima)

北京発で、7,050万ドル(約78億7,000万円)を調達。


15. 卵子凍結サービスPrelude Fertility

卵子の凍結、保存、体外受精、ホルモン療法といったサービスを個別に販売するのではなく、「プレリュード・メソッド」と銘打つパッケージとしてワンストップで提供する。



16. オンライン販売避妊薬NURX

避妊ピル版Uberと言われ、90分以内に自宅に配達してくれる。


17. 母乳配送サービスMilk Stork

搾乳した母乳を翌日配達してくれる母乳版Uber。


18. 更年期障害のホットフラッシュ対策デバイスGRACE

ロンドンのデザイナーPeter Astburyが考案したブレスレット型デバイスで、火照りを検知し冷却する。



19. 女性アスリートに特化したWILD Technologies AI

女性アスリート特有の月経周期も管理できるコーチングアプリ。



20. 女性向け在宅ホルモン検査Modern Fertility

指先に細い針を刺して在宅にてホルモン検査が可能。

・2度目のシード調達として600万ドル調達・妊娠を希望する女性を支援するベンチャー企業・自宅でできるホルモン検査サービスは、指先に細い針をさすことで簡単に検査ができます。・検査をうけたユーザーは、オンライン上で、24時間体制でアクセスできる医師の診察を受けて結果を確認することも可能です。

本来は20どころではないのですが、今回は備忘録ということで!

たまにTwitterにてFemtech情報をつぶやきます。
https://twitter.com/nakama_desu

最近のFemtech / Femcareの流れについてはこちらにて。

Femtechの最近の詳細はこちら。


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