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お見合い結婚の条件以上に大切なこと♡

 うちの奥さんは、江戸っ子だけあって、“超”の付く短気ですが、私もどちらかと言うと、「待てない」性格であり、何かしようと思うと、すぐ動いてしまいます。

 なお、うちの奥さんに、「江戸っ子だね」と言うと、「品川の“木戸”の外だから、江戸っ子ではない。」と、何とも時代がかった古めかしいことを言います。

 奥さんの家は、徳川家光の時代から、その地に家を構える東京都内では珍しい旧家です。最寄りの菩提寺には、江戸時代から続くお墓がありますよ。

 ちなみに、東京では、三代続くと「江戸っ子」と言ってよいと言われますが、地方だと、冗談抜きで、千年前からその地に住んでいるなんて家があったりしますよね。

 例えば、島根の人なんて、神話時代からその地に暮らしているなんて家があったりします。東京は江戸開府からの開拓地なので、そういう家はまぁないと思いますね。

 それはともかく、このような「性格の一致」というのは、大変重要だと思います。

 奥さんとは、お見合い結婚なのですが、今や、マッチング・アプリ全盛で、全結婚の2割以上を占めると言われています。これって、今風のお見合い結婚ですよね。

 20世紀までは、お見合い結婚って、結婚のうち、結構な割合を占めていましたし、若い人には意外かもしれませんが、実は恋愛結婚に比較して、離婚率が2~3倍も低いと言われています。

 お見合い結婚の場合、身上書(釣り書き)と呼ばれる身辺のことを記載した経歴書(生年月日・出身・学歴・職業・身長などの全くの個人情報が記載されていた。)を元に、相手方の条件審査を通過した人と会いますので、条件的には最低ラインを超えている方が多いのです。

 実際の条件としては、男性には、学歴・職業(年収)・身長が求められますし、女性には、容姿・年齢が求められるという、身も蓋もない需要と供給の市場競争にさらされることとなります(おそらく今も変わらない現実)。

 さらに現実的なことを言うと、完璧な条件の人なんていませんよ。だって、自分だって完璧じゃないんですから、自分と「釣り合う」人しか話が来ないのです。「釣り書き」とはそもそもそういう意味です。

 うちの奥さんは、結婚後、「お見合い市場に出てくる人は、“少々、難あり”なんだな。」と言っていますが、それは自分自身のことも含めてのことですよ。

 でも、こういう条件って、結婚にあたっては、生活の基盤となりますから、大切で、少し熱が冷めてきたときに、“支え”となってくれるものですよ。

 ただし、条件だけで、決めると決してロクなことになりません。

 人間には、絶対的な「相性」というものがあります。

 冒頭にも申し上げたように、私は、とにかく「待てない」せっかち系の人間なんです。

 うちの奥さんは、最初の見合いのときの奥さんからの質問に私が明確に答えたら、「たった“3分”で結婚を決めた」ほどの「決断の早い=超・短気」な人なんです。

 これが「優柔不断」な人だったら、友達にするならいいですけど、結婚して、生活して行くにはどうかな~と思いますね。

 相手に求める条件は確かに大切ですが、条件を多少譲っても、それを超える「相性」はもっともっと大事です。

 「ビビビッ」って来るものがあると言いますが、あながちウソではないと思いますよ。

 うちの奥さんは、今も昔も、相変わらず、ぶっきらぼうで無愛想で社交性があるとは言えませんが、しっかりして物事の判断ができる人です。単なる条件だけじゃないですよ~。

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