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新宿・老舗ロシア料理店「スンガリー」

 今年の年賀状に、駒場(東京大学教養学部の1・2年生が在籍する)時代の同級生からのコメントとして、「会いたいので、このアドレスにメールください。」とありました。

 今の若い人は、年賀状のやりとりすらしない人が増えているようですが、かくいう私も、新しい人の住所を知る機会がなく、また、年賀状じまいをする人も多く、さらには、亡くなる人もいて、毎年、ドンドン枚数が減ってきています。

 それでも、100枚くらいは何とか来ているのですが、最盛期は、400枚近く出していたことを考えると、確かに、郵便局も経営がキツいだろうなと感じます。

 その年賀状の来た今年の正月は、早々から、能登半島地震やら、羽田の飛行機事故やらがあって、非常に感傷めいた気分になったのですが、「そうだ。こういう昔の友人とは、会えるうちに会っておかないと、会えなくなるかもしれない。」と、ふと思い立ち、即、記載のメール・アドレスにメールしました。

 返信はほどなく来て、アドレス先の友人が、学生時代の当時、よく集まっていたメンバーに声をかけて、集まることにしたのが、本日、3月17日(日)でした。

 私は、理系学部に入学して、農学部に進学していますが、農学部の中の文系的なところに進学していますので、理系的な組織からはとんと離れて、社会人生活を送っています。

 私の社会人生活は、試験管を振ることより、法令を見る方向に寄ってしまいましたね。

 集まったのは、東京・新宿のロシア・ウクライナ・ジョージア料理の老舗「スンガリー」です(新宿三丁目店です。)。

 このご時世に面白い店を選択するなぁと感じたのですが、行ってみてわかったのですが、店のオーナーが、あの有名歌手の加藤登紀子さんなのですね。

 5名の予約で、AM11:30の開店前に行ったのですが、店前の狭いエレベーターホールは、開店待ちの客でギュウギュウでした。

 アドレス先の幹事をやってくれた同級生とは、20年以上ぶりでしたが、私の顔を見ても、すぐには私と認識してくれませんでした。

 後から来た仲良かった同級生も、あまりの混雑ぶりに、階段の上で止まっていましたが、見つめる私の顔を、すぐには私と認識できなかったようです。

 私の結婚式以来くらいの時間が経っていますから、大方四半世紀です。私も、かなり太りましたし、また、少しは運動習慣もありますから、ちっちゃい相撲取りみたいな体格になっていますからね(^^;)。

 みなさん、時間を守って来ていただいて、開店と同時に開始しました。なお、満席のため、予約以外の客は入れなかったようです。

 私を入れて5人中3人が博士(理学・工学・農学)で、1人が修士(理学)という超高学歴の中で、成績の悪かった私は、ようやく学士を勝ち取ったくらいのレベルです。

 職業は、大学の先生だったり、官公庁に勤めていたり、研究機関に勤めていたり、修士で理系から離脱した人は、広告代理店に勤めていました。

 大学で教える同級生は、学生からの自分の講義の評価が低くて困っているとか、また、研究機関で働く同級生は、近くのパン工場から風向き次第で、飛んでくる酵母菌が、研究所の培養細菌に悪さするとか、私の勤める保険業界では聞けない話をしていました。

 急遽欠席になった別の1人は、手術後らしく、また、出席のうちの1人は、長期入院を経験したらしく、お互いに身体に気を遣わないといけない年齢なんだなと感じました。

 料理は、大変、美味しゅうございました。修士卒の同級生セレクトの店でしたが、ずいぶんなグルメだけのことはありますね。

 また、秋頃に会おうぜと言って別れました。グルメのままでいられるよう、健康でいます。

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