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多数派のみんなと、少数派の自分

秋が来た。

スポーツの秋。読書の秋。食欲の秋。芸術の秋。
1年で1番短い季節に、いろいろ盛り込みすぎじゃないか。

なんで秋だけこんなに「○○の秋」と言われるのだろうか。


そんな疑問は置いといて、秋といえば、なんだろう。

私が真っ先に思いついたのは、金木犀

まちを歩けば、風に乗って金木犀の香りが漂ってくる。
ウィンドーショッピングをすれば、金木犀の香りがするアロマオイルやハンドクリームが並んでいる。

まちで、社会で、そこらじゅうで金木犀の存在を感じる。


でも、正直、私は金木犀の香りがあまり得意じゃない。苦手だ。

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でもなんか、金木犀好きな人、多い気がする。

そして、みんなが好きなものってなぜか「好きじゃない」って言いにくい気がする。

例えば、「子供」もそう。子供好きな人の方が、子供好きじゃない人より、なんかいいじゃん。
上手く言えないのだけど、子ども好きな人の方が、社会(世間)から受け入れてもらいやすい感がするというか。逆に好きじゃない自分は、普通じゃない気がしちゃうというか。

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わざわざ「苦手」「嫌い」と言う必要もないので、普段口に出したりはしないけど、

大多数の人が「良い」「好き」と思っているものに対して、ネガティブな感想って言いにくいというか、隠したくなっちゃうなぁと。

ネガティブな感想を抱いてしまう自分が、なんだか異常な気がしちゃって。


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