ティーンの頃以来、あまり洋楽は聴かなくなってしまったんだけど、たまにラジオをかけていると気になる曲があったりして、それが何回か続くと検索して探してみたりしている。

私が洋楽ラジオの放送をかけているのはたいてい何か作業をしていたり、就寝体制に入っていたりするときなので、そもそもあまり集中して聴いていることが少ないし、頭の片隅に入ってきて何かいいかもと思っても、曲にまつわる情報が全くない。

過去に帰国子女の知り合いに、「日本のラジオはうるさい！」と言われて、なんだそりゃ？と思ったこともあったんだけど、思えばあちらの放送は曲名やアーティスト名も言わずにひたすら曲を流し続けていて、しかもオールディーズから最新のものまでひっくるめて選曲されているので、今自分が聞いているものが、いつの作品なのかさっぱりわからなかったりもする。（だから自分がティーンの頃に聴いていた曲が急に流れてきて、おー懐かしい！と思うこともあって面白いんだけど。）

そんなこんなで、その時いいかもいう曲があってもだいたいは忘れてしまう。だけど、そんなことが何回か続いて、ああ、そういえばこれ、前にも何度か聞いて、そのたびに良いと思ってたんだよな･･･というところまでくると、やっと調べるモードになってくる。（腰が重すぎる！）

というわけで、いつのものか、誰の曲なのかもわからないけど、これまで何回か聞いていて、この曲好きかもと思っていたものに最近また再会したので、今回はやっと歌詞で検索をかけてみた。

私は絶対音階のせいである程度音階を意識しなくてすむようになるまで歌詞がなかなか頭に入ってこない。だから、既に何度か聴いていてメロディーラインを気にせず聴けるようになった今頃が、思えばちょうどよかったのかもしれない。

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サビで繰り返されている”if you give me just one night”で調べたら、John MayerのNew lightという曲がヒットした。そこで、歌詞全体を眺めてまあこれだろうとなったので、動画検索をしたらまさにあの曲。特定は無事終了した。

この曲はとにかくイントロから好きだった。やっぱり洋楽はサウンドで好きになることが多い。まず、うまく説明するのが難しいんだけれども、（コード的に）普通はそこから入らないだろうっていう入り方をするイントロに私は弱くて（くるりの愉快なピーナッツもそう）、その点と、あとは全体的に穏やかなサビらしいサビのない構成、メロディーラインと、間奏で突然入るカッティングが気に入っていた。考えてみればある意味くるりを好きな要素と重なっている部分が多かったのかもしれない。

一方歌詞は･･･よくよく見てみたら、多分これを日本語で聞いたら（私は）ドン引きするだろうというラブソングだった。（ひねくれている私はそもそもベタなラブソングが得意ではない。）

まとめると

気になる女性にサブ電話の番号しか教えてもらえない、別に邪険にされているわけではないけれどもとにかく圏外扱いされているおそらく冴えない感じの男性（アラフォー設定）が、それでもどうか一晩チャンスを与えてほしい、状況を変えたいんだ、体中を君への愛が駆け巡っているんだよ、などと言っている内容で、、

改めて書いてみるとやっぱり英語で見ても引いてしまう感じだった。。想われている女性の立場からすると、これは結構な迷惑というかもはや恐怖だと思う･･･笑

そしてこの曲のPVがまたひどくて（←褒め言葉）、意図的にダサさをうまく演出していて･･･爆笑しました。

とにかく、どうしようもなく救いようもなくダサいんだけれども、全然憎めない＆ピュアな感じの男性が色々なことに一生懸命挑戦している（？）という内容で。見ていて全然嫌な気持ちにはならないし、愛があるし応援したくなる感じ。そこまで含んでのダサさの表出だから素晴らしいと思った。（勿論、本当はかっこいい人がダサくしているからコミカルになるんだろうというのはあるんだけれども･･･）

一見突拍子もないように思えるけど、歌詞とよく合っているし、クスっとして温かい気持ちになるのがよいです。動画を見てますますやみつきになってリピートしています。

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思えば、John Mayerって数々の受賞暦のある有名な方だから、これまで勿論名前は聞いた（というか見た）ことがあったんだけど･･･何故かR&Bの人だと思い込んでいたんですよね･･･

今回わりとキャッチーな曲で引っかかったんですけど、試しに他の曲もいくつか聴いてみたら、ギターがものすごく良くて、Oh･･･となりました。（Gravityっていう曲のライブがすさまじく良かった。）

やっぱり洋楽ももうちょっと聴くようにしようかな～