ばらの花

ブルーベリーの樹を頂いたことをきっかけに色んなものを栽培し始めてから早数年。

はじめは食べられるものばかりを育てていたんだけれども、去年くらいから少しずつお花も育てるようになっていた。

そして今年の春。気付けばミニバラの鉢を買っていた。


バラって、いわゆる女性性を背負った花みたいなイメージがあって、特に大振りできらびやかないかにも”美しいです”みたいな雰囲気のものは正直あまり得意ではない。

でも、ミニバラになると、ちょっと雰囲気が変わって、かわいいお花みたいな感じに親しみやすくなる。

何より、私の土壌はイチゴやワイルドストロベリーをはじめとするバラ科のものが異様に育つところなので、本家(?)のバラにも合うんじゃないかというのもあった。

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はじめに見つけたのはこの子だった。本当は赤よりも、薄い可憐な色のほうが好きだったんだけれども、よく行くお花屋さんで投売りされていたので、買ってしまった。

小さなプラポットで買ってきたのにぐんぐん育って、真夏にもかかわらず何回も株分けして5倍以上に育った。

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ピンクの子も仲間入りした。この子は夏場は一度暑さのせいか元気がなくなってしまったんだけれども、8月下旬くらいからまた花を咲かせている。

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ちょっと写真を撮る時期が悪くて枯れかけなんだけれども、白~クリーム色くらいの子も、夏の終わりにまた買った。


ネットを見ているとバラもミニバラも立派な名前つきの品種が色々あるようで、栽培も趣味でもかなり本格的に行っている方々が多いようだ。

でも、私が育てているのはどの子も品種もよくわからないものだし、栽培環境は、他のものと一緒で無農薬、無化学肥料というくらいのものだ。それでも順調に株は増え、元気にお花もつけてくれている。


この調子で数を増やしながら、新しい色をちょくちょく加えていって、小さな無名のバラ園みたいなものを作れたらちょっと楽しいかな、と、思っている。


夏の終わりに、ジンジャーエールを飲みながら。



「だけどこんなに胸が痛むのは 何の花にたとえられましょう」

-くるり ばらの花

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