ニュージーランドとクレジットカード手数料

去年今年とニュージーランドに行き、地域によって全く異なる体験をしたので記載しておきます。

まず、ニュージーランドでは(日本だと通常、店側が負担していて顧客が負担することは少ない)クレジットカード決済手数料を、店側が顧客に請求することが合法とされているそうです。そのため、店舗によっては、(旅行者にとっては便利な)クレジット払いを選択しようとすると商品の値段に数パーセントの手数料を上乗せさせられることになります。

昨年、クライストチャーチを中心にテカポ、オアマルという南島の東側を旅した際は、i-site(観光案内所)、ホテルなど主として旅行者がやや大きめな金額を支払いたい場面で手数料をチャージされていました。具体的には以下のような感じです。

★クライストチャーチ
・クライストチャーチ空港内のi-site(確か決済額の2%)
・クライストチャーチ空港-市内間のsuper shuttle(3ドルか5ドル←レートが高すぎると思い現金で支払いました)
・クライストチャーチの日系ホステル(手数料なし)
・クライストチャーチ市内のi-site(確か決済額の2%)

★テカポ
・テカポのi-site(レートは忘れましたが、手数料ありだったと思います)
・テカポのホステル(5ドルだったか5%だったか忘れましたが、高すぎると思って現金で支払いました)

オアマルでは、i-siteを使用していないので手数料の有無についてはわかりません。宿についても、別の街のi-siteで予約支払い済みだったので、不明です。

一方、たまたまかもしれませんが、上記のように旅行者がチャージされやすい南島の東側であっても、スーパーや食事処などで手数料がチャージされる場面はありませんでした。一般的に、市民の日常の場面においては、請求が少ないのではないかと思いました。

さて、今年、クイーンズタウンを中心に南島の西側、そしてオークランドを回った時は状況が違いました。(ほぼ手数料請求が無い。)具体的には以下のような感じです。
★クイーンズタウン
・クイーンズタウン空港内のi-site(手数料なし)
・クイーンズタウンのホステル(手数料なし)
・クイーンズタウンのintercityのオフィス(手数料なし)

★ワナカ
・ワナカのi-site(支払いはしていませんが、寄った時に手数料についての表示は見ませんでした)
・ワナカの宿(手数料なし)

★テアナウ
・テアナウの宿(手数料なし)

昨年の旅の教訓で、今回は手数料をとられたくないからと現金を多めに用意していたのですが、旅の前半で手数料請求をされることが全くなかったので拍子抜けをしたのと共に、もしや制度が変わったのか???などと思っていたのですが…

北島のオークランドでは、またさらに状況が違いました。笑
★オークランド
・オークランド空港内のi-site(1.5%だか2%だか忘れましたが、それ位のチャージがあります)
・オークランドのホステル(ネット上の決済システムで、クレジットカード支払いの場合は2%位の手数料が加算されました)
ちなみに、オークランド空港のi-siteではAT HOPカードというオークランドエリア内のバスカードを買いたかったのですが、AT HOPカード購入は現金支払いのみとのことでクレジットカードは使えませんでした。
ついでに、クイーンズタウン周辺ではクレジットカード決済手数料請求に全く遭わなかったのだが、この辺りはどうなのかと尋ねると、「クイーンズタウンの辺りは観光地だから元々物価も高いし、手数料は上乗せされないけれど商品価格に含まれているようなものではないか。オークランドでは店などによるから一概には言えないが、請求があることがある」というようなことをおっしゃっていました。

しかし、それでいても、スーパーなどの買い物時に手数料が請求されることはありませんでした。

まとめると、以下のような感じになると思います。

ニュージーランドでは、地域や店舗によって異なるが、主に旅行者が使用する&高額決済になることの多いi-site(バスパス購入や各種ツアーなどの予約)や宿泊などに関わる場面で2%前後のクレジットカード決済手数料を上乗せされることがままある。一方、市民の日常生活の範囲であるスーパーの買い物などで、クレジットカード決済手数料を請求されることは稀である。

よって、決済手数料を支払いたくない場合は、その分の現金を用意しておくことをお勧めします。
ただ、キャッシュの両替レートはたいていクレジットカードの決済レートよりも悪いので、諸々天秤にかけるとどうなのかというのはあります。

以上、ご参考までに、ニュージーランドのクレジットカード決済手数料事情でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?