見出し画像

足るを知る。ということ

人は自分がどんなに恵まれた環境にいても、それが当たり前の日常になってしまえば、能動的に幸福感を感じ続けることは難しいと思います。自分の境遇と誰かの境遇を比べて一喜一憂することにおいても幸福を感じることはありますが、その方法は同時に不幸を感じることもあるのです。自分より数段恵まれているように見える他者と自分を比較することによって、僻むようになるからです。

足るを知る。という言葉があります。時には自分のことをとても幸福な人間であると、半ば洗脳的に強制的に思い込むように自分をコントロールすることも必要だと思うのです。

上には上がいて、下には下がいることは全てにおいて当然のことです。他者と自分を比較することによって自ら不幸へ飛び込んでいく必要はないですし、もしもその渦中にいるなら直ちにやめてしまったほうが心の健康にもいいですし、人生が豊かになると思うのです。

SNSを覗くと、他者が自身のことを発信しています。良いことも悪いこともただ事実としてそこにあることも、その人自身というフィルターを介して発信されます。人間を介している以上、ゆがみはあります。人それぞれの解釈や表現方法があり、個人の感性によって捻じ曲げられている部分も孕んでいるからです。

現代では個人が自身や他者に対して無意識な情報操作やブランディングをしていると言えます。特定のものに過度な関心を向けたり人の評価に執着しない、自分自身の現実に目を向けて、そこから幸せを感じ取る触角を養うことに重きを置くほうが、自分の人生は豊かになるだろうと思うのです。


よろしくおねがいします⁽⁽ ( ˊᵕˋ ) ⁾⁾