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2種類の質問

どうも!なばすです!

このnoteの冒頭の小話は完全にフリーテーマで、その時ふと思ったことや最近の気づきを2,3行で書いているのですが、フリーテーマって結構難しいんですよね、、
最初に何を書こうか、そこに結構時間を使ってしまってます。
(本末転倒...)

今日は「質問」を因数分解します!
そして、おそらく今日の話は前後編に分かれるかと思います。

あ、ちょっと脱線しますが、「因数分解」ってすごくいい言葉だなと思ってて、物事の解像度を上げる際にすごく役立ちます。

数学だけでなく、言葉の定義やコミュニケーションのギャップ、事業の仕組みや設計などなど。

あらゆる事象において当てはめられる考え方で、因数分解を活用することでコミュニケーションが円滑になったり、全く異なる分野の事業を参考にできたりします。

物事をパーツごとに分解して理解し、それをまた別のものに当てはめてみる。
私は、「分解して理解する」までで終わってしまっていることが多い気がするので、「別のものに当てはめてみる」を意識的にやっていきたいな、と思ってます。

素朴な疑問から生まれる質問

一つ目は「素朴な疑問から生まれる質問」です。

これはシンプルに、自分がわからないことに対しての興味や好奇心から生まれるもの。

この類の問いをするとき、質問者のベクトルは基本的に自分自身に向いているかと思います。
つまり、相手には特に何も求めていない、という状態です。

もちろん、相手の意見を聞いて参考になったり、新たな発見があればうれしいとは思いますが、基本的にどんな答えを出されても、どんな答え方をされてもOK!というスタンスなのではないかと思います。

この場合、たとえば、

「なぜりんごは赤いと思う?」

と問いかけたときに、

「知らん。」
と一蹴されても、
「それはりんごが可視光のうち赤い波長だけを反射しているからだよ。」
と理屈っぽく言われても、
「逆に、なんでりんごが赤いと思ってるの?」
と質問で返されても、ぶっちゃけ何でもいいんだと思います。
(返答の仕方によってどう感じるか、はまた別の話ですが。。)

質問者は「質問をする」ということである種目的を達成していて、相手の答えから気づきをもらえるかどうかは単なる結果で、これがベクトルが自分に向いているということです。

相手の考え方をみるための質問

もう一つは「相手の考え方をみるための質問」です。

こっちのタイプの問いは、相手に気づきを与えることや相手の思考力をみることなどを目的としています。

このとき、質問者のベクトルは自分ではなく回答者に向いていて、一つ目とは逆で、問いや答えの中身自体には興味がないこともあり、むしろ答えを出すまでの思考プロセスやどんな価値観をもとに答えを導いたかに興味があったりします。

先ほどと同じ問いで考えると、

「知らん。」
と言われたら、
「この人はそもそも深く考えようとしない人なんだな」
と捉えるかもしれないし、

「それはりんごが可視光のうち赤い波長だけを反射しているからだよ。」
と言われたら、
「この人は常に物事をロジカルに捉える人なんだな」
とみなすかもしれません。

そして、そこから、

「じゃあ、海が青い理由と同じだと思う?」
「そもそも赤ってどうやって定義してるの?」

などとさらに質問を重ねて、相手が見えていなかったものに気づくきっかけを与える。

そういった質問の使い方も存在しているのかなと思います。

質問者にとって質問内容はさして重要ではなく、むしろ質問に対する相手の反応をみることが目的になっていて、これがベクトルが相手に向いている状態です。


厳密には質問の種類はもっと多いかもしれませんが、質問の目的が人や状況によって変わるということがコミュニケーションの中で結構重要なきがしたので、次回はその点をもう少し深ぼります。

なんだか今日は、ちょっと硬い文章になってしまった気がします。笑

つづく。



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