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2017年3月 青春18きっぷの旅5日目後編(最終回)

2017年3月に実施した青春18きっぷの旅。今回はいよいよ最終回です。
前回は翌年に廃止を控えた三江線に三次から江津まで乗車し、山陰本線で出雲市までやってきました。
今回は一畑電車に乗って松江からバスで境港へ抜けて帰路につきます。
前回の記録はこちらです↓

電鉄出雲市→出雲大社前

11:16発 川跡行
JRからの乗り換え時間は7分でした。

京王線カラーの2100系(元京王5000系)に乗車
川跡で出雲大社方面へ乗り換えです

12:24着 川跡

乗り換えます
ご縁電車しまねっこ号に乗車します

12:27発 川跡 
3分接続でした。

車内(ノーコメント)
この古い車両が保存されている施設は保育園でした。(さとがた保育園)
有名な撮影スポットの粟津稲生神社の参道

11:38着 出雲大社前 運賃490円
川跡から10分ほどで到着しました。

出雲大社前駅

一畑電車の出雲大社前駅は昭和5年に建てられた素敵な駅舎です。
国鉄の大社駅よりも出雲大社に近い場所にあり、当時の意気込みが伝わってきます。国の登録有形文化財に指定されています。

ステンドグラス
こういう空間が取れるのはコンクリート造の強み
建築にあまり詳しくないのですが、この切符売り場はアールデコ風というものですよね。

出雲大社駅には一畑電車開業時の車両も保存されており、中を見学することができます。

貨客混合車両のため、デ(電動車)ハ(三等車)二(荷物車)と呼ばれるそうです
この世代の荷物室付き車両は貴重だそうです。
また、2009年の引退まで扉も手動のままだったそうです。

さて、出雲大社前まで来たなら100%出雲大社に参拝するはずですが、当時の自分は参拝しなかった模様です。
当時の行程を見ると11:38に到着し12:21に折り返し。40分という微妙な時間でした。
写真を見るとどうやら参道を少し進んで境内の入口までは行ったようです。

あまりにも失礼なので2018年の9月にサンライズ出雲に乗って再訪しました。
短い間に2度訪れているため、この時の旅の記憶が曖昧になっています。
※この写真は2017年3月です。

出雲大社→松江しんじ湖温泉

昼は参道で何か腹ごしらえをしたと思いますが、記憶も写真も無く、、。
12:21発の川跡行に乗り込みます。
電鉄出雲市ー松江しんじ湖温泉が本線(北松江線)のような扱いで川跡ー出雲大社前は支線(大社線)のような運行体系をとっています。

12:32着 川跡
川跡駅では出雲市駅方面と松江方面の列車が行き違いし、その時刻に合わせて大社線が運行されているので接続はとてもいいです。

君は確か東横線で走っていた、、?
こちらの5000系に乗りました。
こちらも元京王ですがお顔は原型を保っていません。

12:34発 川跡

前面展望を確保できました。(改造されボックスシートが並ぶ車内に鉄オタ一人の居場所は無かった、、。)

出発進行
一直線ですがレールの歪みが多く結構揺れます
車両基地のある雲州平田に到着
この7000系は86年ぶりの自社発注車だそうです

やがて列車は一畑口に到着します。
一畑口はスイッチバック駅で、路線は山の方に突っ込みかけてまた宍道湖沿岸に戻っていきます。
この先一畑寺(一畑薬師)の麓まで3キロほど路線が伸びていたそうですが、昭和19年に不要不急路線として休止になり、鉄供出のために線路が剝がされてしまいました。
廃止の経緯は違いますが、北海道の遠軽に似た状況の駅です。

廃線跡は道路に転用
スイッチバックのため後面展望になってしまいました
宍道湖の眺め

13:22着 松江しんじ湖温泉  運賃810円

どちらも魔改造を受けた強者
駅舎は新しいです

松江しんじ湖温泉→境港

ここからはこの旅初めてのバス移動です。
松江市内や中海の大根島を経由し江島大橋を渡って境港へ向かいます。
調べてみたところ、どうやらこのバスは2021年3月に廃止されてしまったようです。観光客が戻り復活するといいのですが。

13:35発 境港行(一畑グループのバス) 運賃1,000円

次週も似たような問題を抱える場所に行きます
松江城は現存天守
堀めぐり観光も有名です
バスはJR松江駅も経由しました

松江の市街地を離れ中海に出ると、大根島へ向けて築堤の道を進んでいきます。大根島は牡丹の花が有名で、成因は火山由来だそうです。

築堤の上を進みます
大山(伯耆富士)も美しく

バスはベタ踏み坂と呼ばれる江島大橋に差し掛かりました。
アクセル踏みっぱなしの急坂なのでベタ踏み坂です。

ピントが合わず、、。
五千トン級の船が通れるように高さ45メートルまで上がるそうです

橋を渡ると鳥取県に入ります。
境港の市街を少し走ると境港駅前に到着です。
14:31着 境港駅前

今回の乗車したバスのルート(イメージ)です。
見どころが多いので是非復活してほしいですね。
境港は水木しげる先生のゆかりの地
今回は観光せずにスルーします。すみません。

境港→米子→新見

境港からは青春18きっぷの旅を再開します。

快適なキハ126で米子へ向かいます。

15:19発 境港

ラッピング列車と離合

16:03着 米子 

16:08発 米子 伯備線 普通新見行

いい山ですね
大山に別れを告げ列車は中国山地へと分け入っていきます
車内は未改造でした

18:02着 新見
新見は様々な路線が乗り入れる山あいの中核都市。
言葉で表すのが難しいですがとてもいい雰囲気でした。

山間部の鉄道一大拠点 
エモいとはこういう時に使うのでしょうか
高梁川

さて、この時間に新見にいても、大阪圏にギリギリ在来線でも帰れるでしょうが、関東には帰れるはずがありません。青春18きっぷの利用は新見で終了し課金して帰ります。

新幹線かサンライズどちらで帰るか悩み、緑の窓口で空席照会したところ、サンライズはシングルデラックスが1部屋空いているとのことでした。
非常に悩みましたが次週もまた鉄道旅をする予定で金銭的にも厳しかったのでおとなしく新幹線で帰ることにしました。

新見→岡山→新横浜

岡山までは今話題の特急やくも号に乗車しました。

むしろピンボケでよかったと思う一枚
こちらはiPhoneで撮影 見事に失敗

18:37発 新見 特急やくも24号 自由席(乗継割引で590円)

何気に自然振り子電車に初乗車でした

19:38着 岡山

ぐったりはくもにはなりませんでした
(有名な話ですが車内にはエチケット袋が用意されています)
381系もいよいよ余命宣告が出てしまいましたね

19:53発 岡山 のぞみ60号 東京行

上りのぞみ号といえば最終の64号が混雑することで有名です。60号はその2本前の博多発の列車ですが、やはり混雑が激しく、自由席は新大阪まで座れませんでした。岡山駅では乗車に時間がかかり銀河鉄道999の発車メロディーが数コーラス流れたので音鉄としては嬉しい限りですが、遅延の原因になるのでで大人しく指定席を買うべきですよね。すみません。

22:53着 新横浜

今回の旅はこれにて終了です。

次回からは最北の鉄路を巡った旅をまとめます。

読んでいただきありがとうございました。




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