2018年9月 往復サンライズで行く島根鳥取岡山旅
久しぶりの投稿になります。2022年後半も旅行は行っており、旅の記録が貯まっていく一方ですが、執筆する気力がありませんでした。仕事も趣味も無理せず気持ちの向くままほどほどに。これができればベストですかね。2023年も皆が健康で平和に暮らせますように。
さて今回は2018年の9月末に往復寝台特急サンライズで行ってきました山陰山陽の旅です。サンライズ2泊とホテル2泊ですが、出発日は終業後の乗車で帰宅日は午前休を取得し午後出勤したと思います。
この旅は非一人旅で行程表を作成していないため、行った場所の紹介程度になります。雑な旅記録ですので、あらかじめご了承ください。
1日目
横浜駅22時24分。見飽きた湘南色のステンレス電車の中に突然非日常の列車が滑り込んできます。1車両あたりの長さが他の東日本車より長く、14両編成でドアの位置が特有なため、横浜駅ではホームの柱に表示されている番号で乗車位置を案内されます。(※今はどうかわかりません。)明確な乗車目標案内が無いのは結構不安ですが、非日常感があり、結構いいものです。
さあ出発と思ったのも束の間。原因は覚えていませんが、輸送障害でノロノロ運転。サンライズは一度遅れてしまうと貨物列車の兼ね合いで深夜でもなかなか回復することはできません。また、出雲号は伯備線が単線のため、遅れが増大することもあります。
結局出雲市駅には1時間程度の遅れで11時頃に到着しました。
そういえば寝台は「ソロ」個室でした。
出雲大社
出雲へ来たらまずは神様へご挨拶。
電鉄出雲市駅より一畑電車に乗車します。
川跡駅で乗り換え出雲大社前駅に到着!
出雲大社に参拝です。
「縁結びの神様」らしいですが、当時の自分は下心なしに「国家安寧」を祈っていたと思いたいですね。
旧国鉄大社駅
お昼は出雲そばをいただき、次へ向かったのは旧国鉄大社駅。
大正13年に竣工した駅舎(重要文化財)は必見です。
この駅舎ですが、和風な見た目をしていながらも、中身は西洋由来のトラス構造だそうです。トラスの方が大空間が取れるのでしょうか。
この大社駅は1990年4月に路線(JR大社線)の廃止に伴い役目を終えました。
利用者もそこまで少ないわけではなかったそうですが、一畑電車の駅よりも出雲大社から遠い位置にあるなど、やや不利な立地だったのが廃止を早めたのでしょうか。
今回の旅では往復乗車券を購入したので、出雲市駅へ戻りJRで松江へ移動しました。(復路の行程に入りました。)
松江駅ではトワイライトエクスプレス瑞風に遭遇しました。
この日の宿は松江しんじ湖温泉のためバスで移動。
ボーリングの新しい温泉ですが、眺めが素晴らしいのでヨシ。
素泊まりだったので、夜は近くの居酒屋で晩酌。街の近くに温泉旅館があるのはいいですね。
2日目
この日は珍しくレンタカーでの観光です。
まずは松江駅から米子駅までJRで移動します。
伯耆大山
米子で車を借りてまず向かったのは山陰の名峰大山です。
標高1729mのこの山は活火山ではないですが、富士山と同じ成層火山のため、山の形が綺麗で伯耆富士などとも呼ばれています。
駐車場から少し歩いて豪円山のろし台という展望台へ行きました。
日本海と大山どちらも素晴らしい眺めでした。
大山は山岳信仰・修験道の山として栄えた大山寺と大神山神社があります。もともとは神仏習合として一体的な感じでしたが、明治時代にそれが許されなくなり、大山寺から神社が分離したとのことです。よくあるパターンですが、大山は分離されている雰囲気は無く、当時の雰囲気をよくとどめているような気がしました。「大山参り」おススメです。
むきばんだ(妻木晩田)史跡公園
大山観光の次に同行者のリクエストで訪れました。
弥生時代の広大な遺跡で、見晴らしもよかったです。
弓ヶ浜
境港へ向かう途中、ふと思い立ち右折して立ち寄りました。
沿岸流による堆積で形成された美しい形の砂浜です。
境港
同行者のリクエストで訪れた境港の街は漫画家水木しげるさんのゆかりの地。街にはゲゲゲの鬼太郎の妖怪たちがたくさんいます。
(子供のころあまり好きではなかったからか写真は無いです、、、。)
美保関
美保関は島根半島の東端エリア、聖なる岬と呼ばれた神話の舞台です。
半島南側の美保湾に面している港は、北前船の風待ち港で栄えました。
港町にある美保神社はオオクニヌシノカミの息子コトシロヌシノカミが祀られています。
この美保関の港町はとても雰囲気がよかったです。境港へ訪れた際はぜひ足をのばしてみてください。
最後に半島の東端、美保関灯台へ向かいました。
山陰の海と空はどこか背筋が伸びるような清々しさがあると思います。
この日は米子のホテルに泊まりました。
3日目
この日は夜に岡山からサンライズ瀬戸に乗って帰京します。
まずは特急やくも号で倉敷へ向かいました。
倉敷
古い町並みで有名な倉敷美観地区。大東亜戦争で空襲を受けなかったため古い建物が残りましたが、なぜ狙われなかったのか。原爆投下候補の一つともいわれていますが、大原美術館の存在が大きかったとも言われています。
岡山城後楽園
この旅最後の立ち寄り観光は岡山城と日本三名園の後楽園です。
日本三名園などと言われ始めたのは明治時代らしいです。
選定理由はよくわかっていないそうですが、まあ素晴らしい大名庭園であることは間違いありません。
この後サンライズ瀬戸の発車は22時30分頃なのですが、結構時間が余ってしまいました。ライトアップされた岡山城へ見に行ったり、街角演奏を聴いたり、岡山駅でいろんな電車を見たり。夜行バスでもそうですが、旅の帰りに夜行を使用すると、出発までの夜の過ごし方が少し難しいですね。
今回も長距離乗車券の途中下車制度をうまく活用し、松江、米子、倉敷、岡山で立ち寄り観光をしました。移動にかける時間も旅の醍醐味と思うので、そういうのが好きな方には鉄道旅はおすすめです。
長くなりましたが、今回も読んでいただきありがとうございました。
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