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2017年3月 最北の鉄路を巡る旅 3日目前編(吹雪の宗谷岬)

2017年3月に実施した北海道の鉄道を巡る旅の記録です。
今回は3日目の前編で、日本最北端の宗谷岬へ行った時の記録です。
前回の記録はこちら↓

2017年3月22日。最北の街で迎えた朝。
まもなく3月の下旬というのにこの日の天気は吹雪。北海道の厳しさを肌で感じることができました。

稚内始発の宗谷本線普通列車は朝の5:20発の次は10:27発。
最北の街まで来て観光せずに引き返すのはもったいないので、列車は10:27発の普通列車に乗ることにしました。

ここまで来たらやはり最北の地宗谷岬へ向かいます。
バスの時間があまり良くなかったので、この日も5時代の始動となりました。

5:45発 稚内 浜頓別高校行 宗谷バス 1,390円

立派な寺院がありました
一面モノクロの世界

6:35着 宗谷岬

稚内駅前のバスターミナルから50分ほど走り宗谷岬へ到着しました。
この記事を編集する際、バスのダイヤを調べてみたところ、この便は現在は無いようです。

バスの乗客がどれくらいだったか記憶がありませんが
このバスを利用して訪れた観光客は自分以外にもう一人いました

宗谷岬は北緯45度31分21秒、東経141度56分11秒。日本最北端の地。
樺太(サハリン)は43km先です。

改めて

宗谷岬は猛吹雪で傘など役に立たない状況でした。
ただ、雪の吹雪のおかげで最北を身をもって感じることができるので、冬に訪れるのも案外いいのかもしれません。

間宮林蔵さん(iPhoneで撮影)

お次は宗谷岬神社へ向かいます。

すぐそこなのに辛い道のり
明治時代以降感満載の神社です
ここにあるものはすべて最北端

めちゃくちゃ寒く、どこが道なのかもよくわからず危ないので、これ以上動き回らずにバス停の待合室(宗谷岬公園休憩所)に引っ込みました。

駅ノートならぬ停ノート?
除雪作業が始まりました
今は1日4往復しかないようです

天気が良ければ8:29発で戻ろうと思っていましたが、凍え死んでしまうので7:21発で引き返します。

7:21発 宗谷岬 稚内駅前ターミナル行 宗谷バス

天北線は宗谷岬を経由しませんでしたが、路線廃止の代替として運行しているようなバスです。
稚内市役所
北門神社参道

8:26着 稚内駅前ターミナル

最北端の線路はどこに

稚内から近いノシャップ岬にもバスで行こうと思っていましたが、寒すぎて気力がわかず中止しました。
その代わり近くの稚内港北防波堤ドームは見に行きました。

かなり迫力があります

稚内港北防波堤ドームは昭和6年に着工、昭和11年に完成しました。
戦前、樺太へは稚内から連絡船が出ていたので、港湾施設と利用客を波や風から守るために作られました。このドームに隣接して稚内桟橋駅がありました。
樺太が日本の領地では無くなり、連絡船の機能が無くなったにも関わらず、昭和50年代には改良施工(同じものを作り直す?)を行い今に至ります。
世界唯一の構造物だそうです。

確かにコンクリートは新しいですね

駅前に戻ると東急バスが走っていました。
自分が今どこにいるのか一瞬わからなくなりました。

どこの営業所所属だったのでしょうか。あまりにもそのまますぎて驚きです。
除雪作業で最北端の線路が見れました。ありがとうございます。

列車までは稚内駅併設の道の駅わっかないで時間を潰しました。
この施設にはセイコーマートやお土産屋、映画館も入っていました。

列車内で昼を迎えるため駅弁を購入しました
乗車列車が入線してきました

3日前編はいったんここで区切ります。
後編では稚内10:27発の普通名寄行に乗車、宗谷本線を満喫し、旭川で石北本線に乗り換え、この日の最終目的地は網走になります。

読んでいただきありがとうございました。



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